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「うちの旦那は年収2000万」嫌味なママ友 → 実は"偽セレブ"だった。本当の『悲しい夫婦関係』

  • 2025.1.26

何かにつけて夫の年収を自慢し、他のママ友を揶揄するA美。ところがそれは長く続かず、実はA美夫婦の仲は冷え切っていることがわかってしまいました。虚栄を張って、寂しさをごまかしている彼女のような人は、実は少なくないのかもしれません。

画像: 「うちの旦那は年収2000万」嫌味なママ友 → 実は

「うちの旦那は、年収2000万よ!」

私は40代の専業主婦です。
息子の通う小学校のママ友たちとは交流が深く、週一くらいで集まっているのですが、その中に一人、困った人がいました。

彼女の名前はA美。
「うちの旦那、年収2000万なのよ」と何かにつけて自慢しています。

グループ内には20代の若ママ、Mさんもいるのですが、ところどころで彼女を馬鹿にするような発言をするのです。
「結婚のとき、もっと収入を考えて相手を選べばよかったのに。子供に苦労をかけたら可哀想だし、いつも綺麗なママでいたいじゃない? 今の若い人は勢いで結婚しちゃうのかもね」
彼女の無礼には、みんな辟易していました。

その話、ほんと?

「昨日は子供を実家に預けて、六本木のレストランでフルコースを食べてきたの。一人3万円くらいだったかしら」
さてその日も、自慢げに話していたA美。

あれ? でも――。私は不思議に思いました。
実は昨日、スーパーでA美を見かけたのです。
夜の9時過ぎ、彼女はお惣菜コーナーで、一人分のお弁当をカゴに入れていました。

「年収2000万の旦那様」とやらの姿は、どこにも見当たらなかったように思います。

家族との絆が財産

すると「ねぇ、A美さん」と、ママ友メンバーのC子さんが声をかけました。

「私はお金や贅沢だけが皆にとって幸せではないと思うのよね。人それぞれ、理想の生活や家族像って違うじゃない?だから、いつも自分の豪華な生活を話してMさんのことを不幸せみたいに言っているけど、彼女は旦那さんやお子さんと幸せに暮らしてるっていつも話てくれているからそれでいいじゃない。彼女にとっては、きっと家族との絆が一番の財産なのよ」

その言葉を聞いたA美さんは、表情を曇らせ、黙りこんでしまいました。

実は仮面夫婦だった

あとからC子さんに聞いたのですが、実はA美夫妻は別居中で、子供の行事だけ一緒に参加する、仮面夫婦なのだとか。

高収入ではあるけれど、家にはほとんど帰ってこない旦那さん。
若くてお金に余裕がなくても、家族仲の良いMさんが羨ましくて、つい意地悪を言ってしまったのかもしれませんね。

ことの真相には触れませんでしたが、それ以降、A美さんの「2000万自慢」は聞かなくなりました。
A美の寂しさにも胸が痛くなりますが、だからといって友人をいつも傷つけるような発言は良くなかったですね。
A美がこれから本当の幸せを掴めるよう、今はそっと見守っていたいと思います。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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