川越シェフといえばフレンチやイタリアンを得意とする料理人。自身のYouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」でもさぞ華やかな料理を作ってるんだろうな~と思って見てみたら、なんとおいしそうな親子丼を作っているじゃないですか!あの川越シェフが和食だなんて、これは興味がわきます。材料を見たら家にあるものばかりだったので、さっそく作ってみました!
真似したくなるテクニックがたくさん!YouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」
川越シェフが2024年7月に開設したばかりのYouTubeチャンネル『川越シェフだよ。』は、すでに登録者数が12万人を超える注目チャンネル。イタリアンレストランのオーナーシェフを務めた川越シェフの紹介するレシピは、和食や中華などジャンルを問いません。
使っている材料も特別めずらしいものはないのに、真似して作ればワンランク上の味わいになるのは、川越シェフのおいしくなるテクニックがたくさん盛り込まれているから。
そんな数々のレシピの中から、今回は「黄金の親子丼」をチョイス!いったいどんな仕上がりになるのか楽しみです♪
「黄金の親子丼」の材料と作り方
【材料】2~3人分
鶏もも肉…300g
玉ねぎ…140g
えのきたけ…50g
卵…4個
みつば…適量
有塩バター…5g
(だし汁用)
水…200ml
和風だしの素(顆粒)…小さじ1
みりん…100ml
しょうゆ…50ml
(鶏もも肉下味用)
砂糖…小さじ1
しょうゆ…小さじ2
【作り方】
1. 玉ねぎは薄切り、えのきは細かいみじん切り、みつばは適当な大きさにカットします。
親子丼にしいたけなどが入ることはありますが、えのき、しかもみじん切りにしたものを入れるのは初めて!
2. 鶏肉は一口大に切って、下味用の砂糖としょうゆを漬け込んでください。
3. 小鍋や底が深いフライパンに油(分量外)を引き、半量の玉ねぎとえのき全量を入れて中火で5分ほど炒めていきます。
通常、親子丼で材料を炒めることってなかなかないですが、そこはフレンチやイタリアンのシェフである川越シェフのアイデア。
野菜をじっくり炒めることで、甘さを引き出すのが目的だそうです。
4. 野菜がしんなりしてきたら、2の下味をつけた鶏肉を入れて白っぽくなるまで5分ほど炒めます。
その後、バターを入れて全体をよく混ぜてください。
バターを入れた瞬間、鶏肉の下味につけたしょうゆと合わさってバターしょうゆのようないい香りが広がりました。
バターも親子丼には使わない食材ですが、後から入れた卵にコクをプラスするために入れるんだとか。所々にフレンチらしいテクニックが入っていますね!
5. 残りの玉ねぎとだし汁用の調味料をすべて入れ、弱めの中火で5分ほど煮込んでいきます。
あればみつばの茎も入れてください。
みつばの茎から香りが出るので、ハーブ代わりに使っていくとのこと。トッピングでしかみつばを使ったことがなかったので、この使い方は目からうろこでした…!
6. 煮込んでいる間に、卵を溶いておきます。
卵は黄身と白身が混ざり切っていないほうがトロトロに仕上がるので、しっかり溶きすぎないようにしましょう。
7. いよいよ親子丼の目玉、卵を入れていきます!
火加減はやや強めの中火をキープし、まずは半量の卵を中から外に向かって回し入れてください。
火のとおりが気になるところですが、1回目の卵はしっかりだしを吸わせていいとのこと。なので10秒ほどそのままにしておきます。
その後、残りの卵を一気に入れていきます。こちらも、中から外に向かって回し入れてください。
レシピによってはフタをするものもありますが、今回はそのまま。20秒ほど煮込んだら親子丼の完成です!
熱々のご飯にたっぷりとのせて、みつばをトッピングしてください。
食べる箸が止まらない!川越シェフの「黄金の親子丼」
一口食べてみると、全体的に深いコクがあって明らかに自己流で作った親子丼とは違うことに気づきます。炒めた野菜と有塩バターのおかげでしょうか。いつもと同じ材料でも、少し作り方を変えただけでこんなに本格的な味わいになるとは驚きです。
二段階に分けて入れた玉ねぎの食感の違いも楽しい!えのきを入れた親子丼は初めてでしたが、シャキシャキした食感がアクセントになっていておいしいです。これから、親子丼にはえのきを入れるのが定番になりそう。
鶏もも肉に下味をつけたおかげで、卵との一体感もばっちり!自己流で作ると「玉子丼+鶏もも肉煮込み」といったようにバラバラの味わいだったんですが、下味をつけるだけでこうも違うとは…。プロの料理人である川越シェフのテクニックに脱帽です。
今回紹介した「黄金の親子丼」は、家にあるいつもの材料であっという間に作れる簡単レシピ。「普段の親子丼のレシピをアップデートしたい!」という人は、ぜひ試してみてくださいね。