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「閉経後の骨粗しょう症が心配…」骨密度が同年代女性の1.6倍に!更年期から続けた骨の健康管理法

  • 2025.1.25

私が仕事を通して知り合った女性の先輩たちには経営者も多く、既婚・未婚問わず生き生きと生活している様子に憧れていました。ですが、閉経をきっかけに骨にヒビが入ってしまったり、骨折したりする人が何人もいました。あるとき、女性ホルモンの減少が骨密度にも関わっていると聞き、閉経を迎えても骨の健康を維持したいと考えるようになったのです。生理周期が乱れ始めたころから閉経を迎えた今も、私がおこなっている骨粗しょう症対策についてお話しします。

サプリメントより食生活の改善

閉経すると骨粗しょう症を発症する女性が多いのは、女性ホルモンであるエストロゲンの減少により骨の分解と形成のバランスが悪くなり、骨密度が低下することが原因なのだそうです。

初め、骨粗しょう症の予防のために乳製品でカルシウムを摂取すると良いのではと考えました。しかし私は乳糖不耐症で牛乳を飲むとおなかに不快感を感じたり、下痢になったりしてしまいます。なので牛乳を飲む習慣がない上に、油脂類が苦手でバターも料理に使うことは少ないです。

カルシウムのサプリメントを飲むことも対策の1つですが、月曜断食と木曜半断食をおこなっている私には同じ頻度でサプリメントを飲み続けるのは難しいと考え、食生活を見直すことにしたのです。

骨粗しょう症予防にはたんぱく質の摂取も必要だとわかったので、夕食の際には大豆イソフラボンが豊富な納豆を必ず1パック食べることに。それから、朝食ではカルシウムが豊富な無糖のヨーグルト、ビタミンがとれるフルーツを意識してとることにしました。

また体質的に牛肉や豚肉の脂が合わないので食べるのを避け、鶏肉や白身魚を食べる頻度を上げて、動物性たんぱく質をとるよう気を付けたのです。

栄養バランスがよくなるとダイエットが期待できる上、風邪をひきにくくなるなどのメリットも実感できたように思います。

短時間でも毎日運動を心がける

閉経による女性ホルモンの減少だけが骨粗しょう症の原因ではなく、筋力の低下も骨形成に影響を与えるようでした。

運動により骨に日常的に負荷をかけることで、骨の強度を高めることが有効だと知り、最適な運動を探しました。そしてウォーキングのスピードを上げる、できるだけ階段を使うなど、骨に刺激を与える運動を増やすよう意識したのです。

また骨折予防には柔軟性も欠かせないので、リンパマッサージを兼ねたストレッチやヨガも毎日の運動に取り入れました。ジムに通って筋トレすることはできなくても、仕事や家事の合間に3~5分のストレッチを取り入れるのは難しくありませんでした。

かかとを上げたり下ろしたりするだけでもリンパの流れがよくなることから、むくみ防止につながるので、続けられる運動方法をYouTubeで探して取り入れてみました。

健康診断の結果が励みに!

健康診断のオプション検査に骨粗しょう症診断があったので、申し込みをしてみました。すると同年代の女性の骨密度の1.6倍、20代女性の平均値の1.2倍との結果が出たのです。

40代後半までほとんど運動したことがなく、一念発起してダイエットするまで太り気味に分類されていた私でも、コツコツ努力を積み重ねれば結果が出ると実感できました。

加齢を止めることはできなくても、健康を維持する努力はできます。この結果をできるだけ長く維持できるよう頑張ろうと思える、励みとなる結果が出たこともモチベーションにつながっています。

まとめ

女性の誰もが、いつか更年期を迎えます。周囲には更年期症状がひどくて外出もままならない人もいたので、私も不安でした。骨粗しょう症対策をしておくことで、健康に過ごせる老後が少しでも長くなればよいと思って始めたことですが、努力は実ると実感できました。

今後も自分にできる範囲の努力をコツコツ積み重ねて、骨折と無縁な生活をしていきたいと考えています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:サトウ ユカコ/50代女性。広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。

イラスト/かたくりこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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