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【ママ編集者が選ぶ絵本10選】「言葉遊びが楽しめるようになった」「集中力が高まった」のはコレだった!

  • 2025.1.26

子どもが生まれてから、あれこれ情報収集しているもののひとつが「絵本」。2024年の11月で4歳になった息子は絵本が大好きで、相変わらず毎晩寝る前に彼が選んだ絵本を2~3冊読むのがお約束に。好奇心を刺激した【0~1歳】、生活習慣や言葉を身につけた【2歳】、想像力が広がった【3歳】を経て、今回は【4歳】にオススメの10冊をご紹介したいと思います。子どもの吸収力はすさまじく、絵本で得たことが日々の会話や遊びにしっかり生かされています。
 
 

『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』

『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』(白泉社刊)

絶賛しりとりブームの息子殿。保育園からの帰り道、お風呂のなか、絵本を読み終え眠りにつくまでの時間、車での移動中など、ずっと「しりとりしよう!」とねだられます(笑)。最後に「ん」がつくと負け、のルールもしっかり理解しており、「かあちゃん! あ、‟ん”だ!」と、最後に「ん」つく言葉が出てくると、必ずドヤ顔でアピールしてきます(これが面白い!)。でも、スラスラとしりとりができるくらいまで成長したんだな、とじーん。そんな彼が今、最も夢中になっているのがこの絵本。たべものやさんに並ぶたべものたちが自分たちの名前でしりとりをする大会。お店対抗なのですが、パンやさんチーム、ラーメンやさんチームはそもそも「ん」がつくメニューばかりで退場者続出! という内容なのですが、ちゃんと素敵な結末が待っているんです。途中、たべものの名前だけで繰り広げられるしりとりも楽しいし、日ごろのしりとりにしっかり取り入れています。母はというと、すぐにネタ切れになってしまう「る」と「ら」から始まる言葉を探す日々です。
 
 

『ようかいしりとり』

『ようかいしりとり』(こぐま社刊)

子どもってどうしてあんなに妖怪が好きなんでしょうね……。Eテレの『おかあさんといっしょ』でもおなじみの歌が絵本になったもの。実はこれ、2歳の夏に購入し、そこからずっとコンスタントに読んでいる我が家の殿堂入り絵本です。そして、先述のように現在、しりとりブームのため、読む頻度もアップ! でも、買った当初と何が変わったかというと、自分で読むようになったこと。絵本を見ずともすでに記憶しているレベルなので、読むというのとは少し違いますが、ようかいの名前が書かれた文字を力いっぱい読み上げています。これに関していうと、題材が妖怪なのと歌を知っているのが大きいのかも!? 『はらぺこあおむし』と同様、歌がある本は子どもにとってより親しみやすいのかもしれません。自然と盛り上がるので、絵本を読むのが苦手という方にもオススメ!

『スーパーマーケットはなまる』

『スーパーマーケットはなまる』(白泉社刊)

いやー、これはもう圧巻のひと言に尽きます。表紙を見ていただいてわかるように、このギュウギュウ賑やかなイラストがヤバい!! 細かくて可愛くて、えらい大変なことになっています。開店前のスーパーが舞台となっているこの絵本、自由に遊ぶ商品たちがちゃんと自分たちの売り場に戻っているかどうかをチェックするという仕掛けがあります。コーナーごとにまいごがいて(例えばくだものコーナーにだるまがいたり)、それを探し出すというミッションが課されていて、大興奮。もう何回も読んでいるのに、なんで毎回そんなに盛り上がれるの? と、うらやましく思ってみたり(笑)。今後、どのくらいのタイムで探せるか、とかやってみても楽しいかも!? お買いものにも興味があったりするので、「りんごとれんこんとブロッコリーと、ひとつだけ好きなお菓子を買っていいですよー」と言って、「これ!」と指差しをして、ごっこ遊びをしたりも。集中力を鍛える意味でもいいと思います!
 
 

『おさかなさがしえずかん』

『おさかなさがしえずかん』(KADOKAWA刊)

こちらも『スーパーマーケットはなまる』と同様のミッション系絵本。見開きごとに‟この魚を探せ!”と指定があり、その魚の名前と豆知識が書かれています。これもとにかく絵が素晴らしくて、見ているだけで楽しい! それぞれの魚の特性を捉え、ちょっと擬人化してたりするところも面白いです。あと、自然に知識として入ってくるので、お魚好きなキッズはぜひ。息子殿は魚が大好きなので、休日は本人のリクエストもあって、よく水族館に足を運ぶのですが、この絵本を持参しておくと水族館後のランチ中や移動時間も有意義に過ごせます(笑)。やみくもに動画を見せる時間が少し短縮できるのも、親としては嬉しいところ。ちなみに、私の推し水族館は沼津の「深海水族館」です。大人が行っても楽しめますよ~。

『ピヨピヨ スーパーマーケット』

『ピヨピヨ スーパーマーケット』(佼成出版社刊)

スーパーマーケットでのお買いものを題材にした、にわとり親子(母と5匹の子ども)のお話。必要なものだけを買いに来たお母さん VS チョコレートにクッキー、プリンなど自分たちの欲望に従いどんどんカゴに入れていく子どもたち。もちろん、思ったようには買ってもらえず、駄々をこねたり、すねたりします。スーパーでよく見る光景に思わずほっこり。我が家も例にもれず、一緒に買いものに行ったり、スーパーやコンビニへ行くたびに攻防戦が繰り広げられるわけですが、この絵本を読み、ちょっと自分の行いを客観視できた様子。私が子どものセリフを読み、駄々をこねたりすると「今日は買わないって言ったでしょ」とか、得意気に母親役をやってのけます。お買いものをするにはお金が必要で何でも買えるわけじゃないということを伝える意味でも手に取ってよかった本。欲しいものを全部買ってもらえなくても、ちゃんと最後は満たされる展開で、そこも好きです。
 

『ノラネコくんだんパンこうじょう』

『ノラネコくんだんパンこうじょう』(白泉社刊)

ずっと気になっていたノラネコぐんだんシリーズ。ついに足を踏み入れてしまいました! 先に紹介した『ピヨピヨ スーパーマーケット』と同じ工藤ノリコさんの絵本です。『ピヨピヨ~』もそうですが、何とも愛らしいキャラクターたちに心を掴まれます。本作は8匹のノラネコぐんだんたちがパン工場に忍び込み、工場が壊れてしまうくらいの大きなパンを作るといったストーリーなのですが、子どもにとっては夢のような出来事! くすっと笑えて親子で楽しく読める1冊です。他のシリーズも読んでみたいな、と思っています。

『くもとそらのえほん』

『くもとそらのえほん』(PHP研究所)

保育園の帰り道は、たった15分程度の時間ですが、平日はなかなかべったりというわけにはいかない我々親子にとって貴重なコミュニケーションの場です。「早く! 早く!」と担いで帰りたくなる気持ちをグッとおさえて、手を繋ぎながら話をしたり、しなかったりする訳なのですが、今日一日の出来事を話すというよりは、月とか星とか、虫とかそういった目の前のモノ・コトについて話すことが多く、この本もその流れで購入しました。「今日の空はピンクだね~」とか「もう真っ暗だね」とか、この本で知った雲の名前を言い当ててみたりとか、何だか楽しそう。物忘れが激しく老化を感じずにはいられないアラフォーの親とは違い、毎日スポンジのように知識を吸収する子どもたちは、一回覚えるとそれを日常使いする天才なのかも、と思うことが多々あります。とまあ、そんな感じで、ふと雲をチェックすることが増えた息子殿。空を見るだけでワクワクできるなんて最高ですね。

『大ピンチずかん』

『大ピンチずかん』(小学館刊)

このご時世に100万部を突破したという大ベストセラー。「牛乳がこぼれた」や「シャンプーが目に入った」など、子どもも大人も‟あるある!”となる日常の大ピンチがひたすら描かれています。これに息子もしっかりハマりまして、初回からページをめくってはゲラゲラ爆笑。ちょっとそこまでウケる理由はわからないのですが、とにもかくにも子どもにはしっかり刺さることを、ここにご報告します。あと、大したこともないことで「大ピンチだ!」などと騒ぐようになりました(笑)。本人は楽しそうなので何より……。

『ドーナツペンタくん』

『ドーナツペンタくん』(白泉社刊)

「パンどろぼう」シリーズで知った柴田ケイコさんの絵本。移動販売車でドーナツ屋さんを開く、ペンギンのペンタくん。頭にかぶった大きなドーナツがトレードマークで、揚げたての美味しいドーナツは大人気です。そんなペンタくんには特殊な技があって……というお話。ペンタくんとお客さんの動物とのやり取りが面白いのと、後半の活躍ぶりといったら素晴らしいこと。最後にドーナツの作り方がのっていて、読むたびに「今度作ろうね」と約束するのですが、いまだ実現できておらず。近いうちに頑張りたいと思います!

『ライオンのこころ』

『ライオンのこころ』(トゥーヴァージンズ刊)

世界41か国で読まれる、こちらも大ベストセラー。ライオンとネズミの心温まる友情ストーリーには、からだの大きさや力の強さに関係なく、みんなが夢を持ち、やりたいことができるんだ! と勇気を与えてくれる魔法がかかっています。息子がというよりは、どちらかというと母親の私が子どもに向けて、分け隔てない考え方をあたりまえに身につけてほしいな、と願って読んでいます。

otona MUSE H

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