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「アニメなんてくだらない」親の反対を押し切って就職 → 数年後「諦めなくてよかった」と思えた瞬間

  • 2025.1.24

親に反対されたことで、夢を諦めてしまった方も多いかもしれません。友人のA子は、決して自分の「好き」を諦めず、結果で親を納得させたようです。今回は、その時のエピソードを聞かせてくれました。

大好きなアニメを否定され……

私は、昔から生粋のアニメ好き。

「くだらないものに夢中になって! そんなの子供が見るものよ」
中学生の頃はよく母から叱られ、アニメを夢中になって見ていると、テレビの電源を切られてしまうものでした。

大人しい性格の私は、たいていのことなら親の言うことをきく子でした。
ですがこれだけは譲れず、むしろ叱られるたびに、アニメへの情熱が更に強くなっていったように思います。

「いつか、アニメの素晴らしさを母に分かってもらいたい」

母の反対を押し切り、アニメ業界へ!

大人になると、迷わずアニメ業界へ進むことを決意。
やはり母には大反対されましたが、絶対に自分の夢を諦めたくなかったので、一歩も譲りませんでした。

「お母さんには、私の人生の責任は取れない! 自分の人生の責任は自分で取るから、私は好きなことを仕事にする!」

プロジェクトが、社会現象を巻き起こす!

そうして念願だった会社に就職し、3年後――。

私が携わったアニメプロジェクトが、大きな社会現象を巻き起こしました。
新聞やテレビでもセンセーショナルに取り上げられ、街中は関連グッズであふれるように。

「この話題のアニメ、あなたが関わっているの?」
ある日、母が尋ねてきました。その目には、驚きと共に、隠しきれない興奮が浮かんでおり、そんな母を見てとても嬉しくなったのを覚えています。

企画会議での出来事や、作品への想いを話すと、母は真剣に耳を傾けてくれました。

母の変化

最近では、親子で一緒にアニメを見るのが日課になっています。
「この展開、アツいわね」「このキャラクター、魅力的だわ」と、母も楽しそう。

「アニメって、ただの子供向けの娯楽だと思っていたけど、深いメッセージ性や美しい表現に気づくたび、はっとさせられるわ」
その言葉を聞いた時、長年の想いが報われた気がして、目頭が熱くなりました。
どんなに否定されても、燃やし続けた情熱が、人の心を動かしたと実感したからです。

「絶対に譲れない、大好きなもの」を決して手放さず、仕事にできた私は、幸せ者です。

【体験者:30代女性会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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