「オバ見え」「コーデがダサい」のなぜ？→おしゃれな大人のお手本コーデ

ワントーンコーデは、衣類を着用する枚数が多い冬こそ楽しめるスタイル。ただ、色のトーンを揃えると、平面的に見えたり、色によっては重たく見えてしまう難しさも。素敵に着こなすオシャレさんたちから、ワントーンコーデのポイントをカラー別に学んでみましょう。

重たく見えがちな黒のワントーンはマットな黒小物で微調整

シンプルなのにおしゃれなスタイルが得意なモデルの@miki__uchikoshiさんは、オールブラックにするときは小物まで黒で徹底するのを意識しているのだそう。ポイントは、存在感のあるメガネケースを首から下げたことと、ベルトを加えたこと。特にメガネケースは、首回りのアクセントとして他にない個性を発揮できます。マットな黒小物を丁寧に重ねると、黒一色でも無理のない奥行きがをプラスされ、オシャレ上手に。

膨張して見えがちな白のワントーンは素材でメリハリを

全身白のコーディネートは、ともすると膨張しがち。合わせ方に悩んだら、上下で素材感をガラリと変えるのがおすすめなのだそう。ワントーンコーデをつくるとき、パーソナルスタイリストの河内さんは「シンプルすぎてさみしくなりやすいので装飾的なデザインを取り入れるか、重ね着をして立体感を出す。マットな質感のニットには、サテンやレザーも好相性。」と語ります。ツルツルとした素材のスカートにボリュームのあるダウンベストを合わせれば、同色カラーでもこんなにメリハリとしたスタイルに。

ブラウンワントーンはレイヤードの濃淡をひと工夫

濃淡のあるブラウンのワントーンは、組み合わせる色の濃淡により印象が大きく変わります。こちらは、ブラウンを白、ベージュをつなげてやわらかく仕上げたワントーンコーデ。中に着た濃いめのシアーなブラウンのインナーが引き締め役となり切れ味のあるスタイルに。透け感のあるアイテムは、厚みがないので重ね着にぴったり。重ね着を味方に、色の濃淡やテクスチャーにこだわって冬ならではのオシャレを堪能する方法も、トレンドを追いかけすぎない定番服での色合わせだけを意識したスタイルも参考になります。

若々しく見えがちなデニムのワントーンはかっこよく振り切る

カジュアルの代表、デニムは年齢を重ねると若作りして見えそう・似合わないかもと苦手意識を持ちがち。オリジナルブランドCHIEKO＋（チエコプラス）のデザイナーである宮原さんは、ゆったりサイズのワイドデニムに、スッキリと見えるショート丈のデニムジャケットを合わせ、前から見ても横から見てもきれいに見えるシルエットを追求したちょっぴり辛口なコーディネートを披露。カジュアルさを封印したデニムワントーンとして、リュクスな小物使いやニットの質感も意識。デニムの持つ程よいリラックスさを残しつつ、大人が似合うエレガントなスタイルへと昇華しました。

色数を絞ったオシャレでマイスタイルを貫いて

ワントーンコーデは、色数を絞るとシンプルさが増し、洗練された印象にもなります。冬コーデもいよいよ本番に。ワントーンコーデで着こなしを極めてみては。

writer / 桐生奈奈子

取材協力

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