1児のママ・フユミさんは、同じ保育園のママ友・春野ハルさんに仕事を紹介してもらったものの、人望が厚く優秀なハルさんに嫉妬し、保育園や会社で悪評を広め、ハルさんを孤立させようと画策。
しかし、ハルさんへの嫌がらせやさまざまな悪事が露見し、フユミさんは雇用契約を打ち切られます。さらに夫から離婚を迫られており、順風満帆そうに見えるハルさんへの苛立ちや恨みを募らせていました。
そもそもフユミさんは、元からハルさんたちグループと仲良くする気はなかったそう。入園当初はシズさんというママと一緒に行動していましたが、イケメンなシズさんの夫に色目を使ったことがバレ、絶交されたのです。
そんな中「ぼっちより地味軍団といるほうがマシ」と考え、ハルさんを含む3人のママ友と行動をともにするように。
しかし、自分の娘・ユキエちゃんを使って「ハルさんはいじめっ子」というデマを流したことで、ハルさんの娘・サクラちゃんが保育園でいじめられるようになったのです。
その事件が決定打となり、フユミさんとハルさんたち3人の友人関係は破綻。そんな矢先、フユミさんはシズさんから「久しぶりにウチに来ない？」と誘われます。
保育園でのいじめ問題に旧友が喝！
再会の挨拶もほどほどに、さっそく「サクラちゃんママからいじめられてるってほんと？」と、切り出すシズさん。どうやら、シズさんがフユミさんを呼んだのは、保育園で広まっている噂の真相を確かめるためのようです。
「そうそう、今あの3人からハブられてるの」
話を合わせようとするフユミさんですが、シズさんは「仮にそのいじめが本当だったとしても、それを子どもに言う必要ある？」とばっさり。
さらに、サクラちゃんが仲間外れにされている現状を「うちは関係ない」と言い切るフユミさんに「あんたの頭、一度医者に見せたほうがいいよ」と軽蔑するのでした。
保育園はあくまでも、子どもが集団生活の中で社会性を身につけるための場ですよね。親は、子どもの保護者としてそれを見守るべき立場であり、ママ友同士のいざこざに巻き込むなどもってのほか。
言葉はきついかもしれませんが、シズさんの言うことはもっともでしょう。悪いところをきちんと指摘してくれる人に感謝しつつ、フユミさんにはこれからの行動を改めてもらいたいですね。
著者：マンガ家・イラストレーター つきママ
ベビーカレンダー編集部