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『私の完璧な秘書』のハン・ジミン!演じたキャラの原点はやっぱり「あの聖女」

  • 2025.1.23

ハン・ジミンが主演しているSBSの新作ドラマ『私の完璧な秘書』(原題)。快調なスタートを切って評判を集めている。ハン・ジミンが演じているのは、仕事に集中しているヘッドハンティング企業のCEOカン・ジユン。そして、彼女を支える有能な秘書のユ・ウノをイ・ジュニョクが演じている。

ドラマでは2人のラブロマンスが徐々に盛り上がりを見せていくが、ハン・ジミンがバリバリと仕事をこなす姿というのは、今や彼女が得意とするキャラクターになっている。それほど、最近のハン・ジミンはドラマでも映画でも「明確な意志を持って仕事をこなしていく女性」が板についている。

それとは対照的な女性を演じたのが、2007年の時代劇『イ・サン』だった。ハン・ジミンは、ヒロインのソン・ソンヨンに扮した。

この女性は、イ・ソジンが演じたイ・サンを世子(セジャ)時代から愛していくのだが、決して自分の「我」を出さなかった。いつも周囲に配慮して、自分よりも他人の幸せを願うタイプの人だった。

言ってみれば、涼やかな春風のように人々の心に安らぎを与える存在だ。しかし、決して芯は弱くなかった。それどころか、どこまでも青い空のように揺るがぬ信念も持ち合わせていた。それゆえ、たとえ難しい局面になっても、誠実に物事に対処していくことができたのである。

現在は『私の完璧な秘書』に主演しているハン・ジミン(写真提供=OSEN)
変わらぬ存在感

それは、イ・サンが世子から国王になっても変わらなかった。ソン・ソンヨンはイ・サンに対して「単なる憧れ」ではなく「深い共感」によって国王を支えていった。それが、イ・サンにとって、どれほど救いになったであろうか。こうして、ソン・ソンヨンという女性は『イ・サン』という物語で「尊い聖女」になっていったのだ。

そして、レジェンド級の傑作として評価される『イ・サン』で、ソン・ソンヨンを気高く演じたハン・ジミンの演技は、本当に光り輝いていた。それから18年後、ハン・ジミンは変わらぬ存在感で『私の完璧な秘書』にハツラツと主演している。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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