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花粉の季節も大丈夫?「鼻毛脱毛」の気になる処理方法や注意点を解説

  • 2025.1.27

身だしなみのひとつである鼻毛のお手入れ。「うっかり鼻毛が出ていた」という事態は避けたいものの、誤った処理方法は健康上のトラブルを招く可能性があり、注意が必要です。鼻毛を処理する方法や注意点を解説します。

鼻毛の大切な役割

見た目上はメリットを感じられない鼻毛ですが、健康上ではとても大切な役割を果たしています。特に大切な役割は次の3つ。

ウイルスや細菌の侵入を防ぐ

空気中のウイルスや細菌、ゴミ、花粉などの異物を絡め取り、異物がからだへ侵入するのを防ぎます。

鼻の中の乾燥を防ぐ

鼻から入る空気の湿度と温度を調整し、鼻の中にある粘膜の乾燥を防ぎます。また、冷たく乾燥した空気が直接のどや気管、肺に入らないようにすることで、からだに負担がかかるのを防ぎます。

においを届ける

鼻からにおい物質が入ると、におい物質は鼻毛に絡みつき、鼻の奥にある嗅細胞に届くことで嗅神経を通って脳に伝えられます。

鼻毛の処理は最小限に!

身だしなみとして鼻毛の処理をするときは、鼻の入り口付近にある毛のみ処理して、鼻の奥の毛は残すようにしましょう。

鼻毛を減らし過ぎてしまうと異物が体内に侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症や、アレルギー性鼻炎にかかりやすくなる可能性があります。鼻毛は五感のひとつである嗅覚においても大切なはたらきをしています。鼻毛処理は最小限にするのが妥当といえるでしょう。

一般的に、鼻毛はほかの体毛と同じく、男性ホルモンの影響で女性よりも男性が目立ちやすいといわれています。特に女性の場合は過剰に心配しなくても大丈夫かもしれません。

鼻毛を自己処理する方法

鼻毛の自己処理の主な方法は次の通りです。なお、鼻毛を毛抜きで抜く方法は皮膚への刺激が強く、鼻の中の粘膜が傷ついたり、炎症を起こしたりするリスクがあるのでおすすめではありません。

また、鼻毛の処理後に痛みや腫れがあるときは耳鼻科を受診しましょう。放置すると傷ついた皮膚から細菌が侵入し、感染症を起こすことがあります。

鼻毛バサミでカットする

鼻毛バサミでのカットはもっとも簡単な方法です。皮膚を傷つけないよう、ゆっくり慎重にカットするのがコツです。

メリット
安価で入手しやすい

デメリット
あやまって皮膚を切ってしまうリスクがある

鼻毛カッターでカットする

鼻毛カッターは伸びた鼻毛をカットする専用のアイテム。刃が直接肌に当たらない設計のものや、水洗いできるものなどがあるので、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

メリット
効率よく鼻毛を処理できる

デメリット
費用が高めである

ワックスで脱毛する

ワックスを皮膚に塗り、引きはがすことで鼻毛を脱毛します。

メリット
広い範囲を脱毛できる

デメリット
痛みを感じやすいほか、粘膜が傷ついたり、鼻毛を減らし過ぎたりするリスクがある

クリニックで脱毛する方法

どうしても鼻毛が気になる場合は、鼻毛脱毛に対応しているクリニックで施術を受けることもできます。クリニックでの主な脱毛方法はレーザー脱毛とニードル脱毛です。

レーザー脱毛

医療用レーザーを使用して毛根の細胞にダメージを与え、毛を生えにくくする方法です

ニードル脱毛

「針脱毛」とも呼ばれ、ひとつひとつの毛穴に針を刺して微弱な電流を流し、毛根を破壊する方法。施術には強い痛みを伴います。

医療脱毛には効果だけでなく副作用などのリスクもあります。十分な説明を受けたうえで、よく考えて決めましょう。

(まとめ)
私たちの鼻のはたらきには鼻毛が深く関わっています。身だしなみは大切ですが、健康のために「鼻毛の処理は最小限に」とぜひ覚えておきましょう。

構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事の監修者

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長 草野由美子

草野由美子

エステティシャン、専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

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