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【吉高由里子】人からよく見られたいとは思っていません。楽しそうな人だね〜って思ってもらえたらいい

  • 2025.1.22

常に自然体、いつだってゴキゲン

誰に対してもフラット。そしてマイナスの感情を露(あらわ)にせず、常に笑顔。それを可能にしているのは、どんなマインド?

人からよく見られたいとは思っていません。楽しそうな人だね〜って思ってもらえたらいい

“立派な人だと思われたい”という欲がないんです。だって私、全然ちゃんとしてないですから。昨日もオフだったんですが、午前中から活動するはずが起きたら16時。一日がほぼ終了していてさすがに凹みました。でもね、みんなそんな私のダメさを受け入れてくれるんですよ。幸いなことに。目指しているのは、いつも楽しそうな人。年齢を重ねても、楽しそうなおばあちゃんになりたい。笑いすぎて入れ歯を飛ばしちゃう、マンガみたいなおばあちゃんに。

ゴキゲンの源は美味しいごはんとお酒!

美味しいものを食べるのが、一番のストレス解消法です。いつだって食べ物のことを考えているし、食べ物の話をしていると『幸せそうだね』と言われます。最近美味しかったのは、ジンギスカン。柔らかくて、香りもよくて、羊ってこんなにも美味しかったの!?と感動しきり。この冬、絶対に食べたいのが越前がに。温泉宿でのんびりお酒を飲みながら堪能したい!

不機嫌でいる自分にがっかりしたくないのです

「ご機嫌と不機嫌、優しさと意地悪。実は自分の中にどっちも持っています。だけどね、不機嫌丸出しにして意地悪に振る舞うのは、私の中の道徳が許さない。そしてそんな自分にがっかりしたくないんです。何事も捉え方次第。『私は悪くないのにひどい!』などと誰かのせいにして嘆いていたって自分がしんどくなるだけで何も好転しない。だったら『大変な今を乗り越えたら好きなことをするぞ』って、自分へのご褒美に目を向ける。ワクワクする気持ちだけにフォーカスする。そうすることで、不機嫌からご機嫌にスイッチを切り替えるようにしています」

今回の撮影が行われたのは、NHK大河ドラマ『光る君へ』の撮影終了直後。1年半にも及ぶ長丁場、しかも主演という大役を務める中での、健やかなマインドの保ち方を聞いてみると……。

「家ではとことんぐうたらしてたことかな。仕事の後はソファかベッドでずっとゴロゴロしてました。今回の作品ではセリフを覚えるだけでなく書や琵琶を習ったり、映像を見たり、やらなくちゃいけないことが多くて忙(せわ)しなかったけど、それを家まで引きずらなかったのがよかったのかもしれません。まとまった休みが取れたときには旅行にも行ったし。今はまだ放心状態。忙しく必死だった反動はきっと出るだろうからしばらくは好きに生きようと思います。大人として怒られない程度に(笑)」

俳優

吉高由里子/Yuriko Yoshitaka

1988年7月22日生まれ、東京都出身。2008年公開の映画『蛇にピアス』で日本アカデミー賞新人俳優賞とブルーリボン賞新人賞をW受賞。その後もNHK連続テレビ小説『花子とアン』など話題作に多数主演。2024年度NHK大河ドラマ『光る君へ』でも主人公の紫式部/まひろ役を演じた。

撮影/伊藤彰紀(aosora) ヘアメイク/RYO(TRON) スタイリング/申谷弘美 取材・文/中川知春

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