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部屋が寒いと食べ過ぎてしまう? ダイエットや心の安定のために効果的な部屋作りのコツとは

  • 2025.1.31

寒い季節においては、内側と外側の両面から体をあたためることが重要。その理由は、食べ過ぎを防ぐ意味でも有効的って知っていた? へルスケアコーチのAYUMIさんによると「温が下がると、体をあたためるために無意識に食べる必要を感じ結果として必要以上に食べ過ぎることがよく起きるのです」。お腹が空いているわけではないのに食べ物に手が伸びてしまうのは、体を温めようとする反応が原因かも。しかも、あなたがいつもいる部屋が食べ過ぎになってしまうきっかけになっている危険があるという。今回はAYUMIさんに意識的にできる、食べ過ぎを防ぐ方法について教えてもらった。

冬の過食の原因は「寒さとストレス」

寒い環境では、体を温めるために多くのエネルギーが必要になります。その結果、手軽にエネルギーを補給できる高カロリー・高脂肪の食べ物に手が伸びやすくなります。寒い時期を乗り越えようするため、よりボリュームがあり、カロリーの高い食べ物を好む傾向が強くなるのです。

さらに、寒さや暗さ、天候不良が続くと、気分が落ち込みやすくなり、やる気を失ったり、不安や憂鬱な気持ちに陥ることもあります

このような気分を一時的に紛らわそうとして、高カロリーのジャンクフードに手を出し、瞬間的な幸福感を得ようとする場合がありますが、これが繰り返されると、食べ過ぎと気分の落ち込みが悪循環を生むことになります。

部屋が暗いと、不安やストレスになる

今の時期は日照量が少なく陽が落ちるのも早いですが、部屋を落ち着く光で明るく照らしていれば、リラックスした気分になりエネルギーが落ち着いていきます。

さらに、部屋の照明は人の感情や気分に影響を与えます部屋に明るい光があると、人は暖かく感じ、心地よくなるため、余分に食べ過ぎたり、不安やストレスになることが軽減されていきます。

部屋に落ち着く光を取り入れることによる5つのメリット

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【メリット①】不安を軽減する

落ち着いた中間色の色合い天然の素材柔らかな照明は、リラックス効果を促進し不安を軽減します。このような空間を取り入れることで、過度な情報や、まだ起きていないことへの不安から、今この瞬間に集中することを促すことができます。

【メリット②】体の痛みの緩和

ストレスや不安を感じると、体は痛みに対して敏感になり、より痛みを感じやすくなります。ですが、落ち着いた環境では、ストレスレベルが下がりリラックスできるので、筋肉の緊張が弱まり身体的な痛みが和らぎ、軽減に繋がります

【メリット③】過食が減る

身体的、精神的ストレスがあると、脂肪や糖分の多い食べ物の摂取量が増えることが研究で分かっています。反対に、落ち着いた空間ではストレスが減るため、過食も落ち着きます。さらに、穏やかな雰囲気は、誘因に対処する力を高めることにも役立つのです。

【メリット④】自尊心が向上する

安心する空間では、自分の感情や行動を自己調整しコントロールできるようになるので、自尊心と身体イメージの向上に役立ちます。 自尊心が向上するため、精神的にも落ち着き、自分の価値を感じることができるのです。

【メリット➄】睡眠の質が上がる

穏やかな光に包まれた空間では副交感神経が優位になり、体の緊張が解け、入眠しやすくなります。また、眠る前からリラックスしていると夜中に目が覚めることなく深い睡眠が取れる効果も。十分な睡眠が取れていないと感情的になりやすくなりますが、睡眠の質が上がることで感情的にも落ち着いていきま

忙しい日常から解放され、心を落ち着かせる場所として部屋をリラックスした空間にすることは重要なことです。そうすることで身体的、感情的、精神的に落ち着きを取り戻し、よりよい生活を送ることが簡単になっていきます。

初心者にも取り入れやすい! 落ち着く部屋に変える3つの方法

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1、間接照明を取り入れる

リビングや寝室に、間接照明を取り入れてみましょう。床に置くタイプや、本棚やテーブルに置く小さなもので構いません。おすすめは小さな間接照明を一部屋に2、3個取り入れることです。1つの照明では暗く感じることもありますが、いくつか置くことによって部屋の明るさを保ったまま、優しい空間を作ることができます。

2、電球を交換する

照明の色の温度はケルビン (K) で測定され、この数値により、冷たさや温かさを表します。2700~3000Kのオレンジがかった光の色を取り入れましょう。この色合いは、心地よい温かみのある輝きを生み出す柔らかい電球色です。今ある電球を取り替えるだけで部屋に一気に温かみが増します。

3、キャンドルを灯す

キャンドルの炎のゆらぎは心をリラックスさせ、ストレスを和らげ、気分を高めてくれます。キャンドルに慣れていない場合は、食事の時だけ、お風呂場だけ、というように場所を決めて灯すと良いでしょう。

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【注意!】 強すぎる照明はストレスになってしまう

蛍光灯のような強すぎるまぶしい光は、目の不快感を引き起こし、トレスレベルを高める時があります。朝や日中は仕方ありませんが、1日の終わりにこのような光を浴びると概日リズムが乱れ、より一層の疲労感を感じることがあります。それにより感情的にも不安定になり食にも影響するため、現在の部屋の光をあらためて考えてみましょう。家は休み、リフレッシュ、リラックスの場所であるべきです。一般的な日本の住宅では同じ照明が一日中つけられますが、気分を落ち着かせてくれるような照明を使用することで、身体的、心理的な快適さが向上します。

1日の終わりは、穏やかな照明のある部屋で過ごそう

空間に、温かさと居心地の良さを付け加えましょう。柔らかい照明は、自分一人はもちろん、家族との関係をより親密で心地よいものにし、くつろいで一日の疲れを解消させることに繋がります。ほとんどの方が、毎日時間とやるべきことに追われ、休息する暇もなく終わっていきます。そうしていると疲労やストレスが一気に爆発する時がきます。それよりも毎日、落ち着きのある快適な場所で1日を終わることを意識しましょう。

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完璧じゃなくていい

部屋を変えようとすると、完璧な空間を求めてしまうかもしれませんがその必要はありません。今の環境で1つ意識的に行うことが、完璧さを求めて実行しないより遥かに有益になります。部屋は安心してくつろげる場所、その意識を持つだけでも変わっていきます。

冬を暖かく、リラックスして過ごそう

温かい雰囲気は人間の気分、モチベーション、心理的幸福に直接影響を及ぼします。少しの工夫をするだけで、自分の人生だけではなく周りの人の幸福度が上昇します。「過食しがち、よく眠れない、ストレスを抱えがち」と感じるなら、心地よく落ち着いた部屋づくりをはじめてください。冬の夜を暖かく、リラックスして過ごすことで食生活やライフスタイルが変わっていきますよ。

AYUMI
米国認定ホリスティックコーチ
NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。プログラム後は「人生が変わった」「食の悩みがなくなった」「パートナーや周囲との関係が良くなった」との声も。センスあふれるSNSにファンも多い。

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