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「もし…」ぎっくり腰になった妊婦の私に薬剤師さんがくれた付箋。書かれていた内容に感動したワケとは

  • 2025.1.20

第2子妊娠中にぎっくり腰になった私。腰が痛くつらい毎日を過ごしていた中、薬局で出会った薬剤師さんの対応に感動した体験を紹介します。

寝ても痛い…妊娠8カ月でぎっくり腰に

第2子の妊娠8カ月のとき、上の息子はまだまだ抱っこをせがむ時期でした。そんな息子の世話に無理があったのか、ぎっくり腰になってしまった私。寝ても起きても歩いても立ち止まっても、とにかく腰が痛い……。

特に寝転がっている体勢から起き上がるのは涙が出るほどで、その痛みを思うと横になれず、夜も座ったまま眠っていました。

薬剤師さんの対応に感動!

あまりの痛さに妊婦健診で医師に相談。湿布を処方されましたが、もらえたのは5枚のみ。一瞬で使い切り、薬局で妊娠中でも使える湿布がないか薬剤師さんに相談しました。

しかし「妊婦さんは医師に相談の上、ご自身で選んでもらうことになっていて……。こちらから『この湿布が良いです』とは言えないんです」という回答。

仕方がないと思いつつ、少しでも腰の痛みを和らげたい私は、数日前に処方してもらった湿布の成分の写真を見せると「ちょっと待ってくださいね」と薬剤師さんは店の奥に消えていきました。

数分後、戻ってきた彼女の手には付箋が。「処方された湿布と似ている成分の湿布の商品名を書いておきました。よかったら医師に相談してください」と手渡されたのは、2つの湿布の商品名とそれぞれの成分4、5個を書き出した付箋でした。

カタカナだらけの長い成分の名称がすべてが丁寧に手書きされたメモを渡してくれて、さらに彼女は商品棚から商品についている試供品の頓服薬を取り、「私もぎっくり腰になったときこれを飲んでいて。医師に確認して大丈夫なら試してください!」と、何も購入しない私にくれたのです。

付箋と頓服薬のプレゼントは、体がつらく弱っていた私には本当にうれしく、医師に確認して大丈夫であれば必ず買いに来る旨を伝えて帰宅しました。その後、その薬剤師さんを薬局で見かけることはなくなってしまったのですが、今でも心に残っている出来事です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※湿布に含まれる鎮痛成分は、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるものも含まれていることがあるため、妊娠中は、自己判断で湿布を使わないようにしましょう。湿布に限らず、鎮痛成分が含まれているゲル剤やクリームや薬も、妊娠中の使用は避けましょう。

著者:森まり子/30代女性・主婦。1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。

イラスト:ミロチ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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