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イギリス人カップルが世界遺産の街バースで挙げたテルマエ・ウエディング

  • 2025.1.19

私と夫のベンは共通の友人の引き合わせで出会いました。フェイスブックでつながる前に、お互いの写真を見せられ、数ヶ月話し、何度かデートをして、後はご存知のとおり。ベンが私にプロポーズしたのは2022年の大晦日でした。コロナ禍のロックダウンによるステイホーム中で、テレビで花火を見ていたときのことです。彼はカウントダウンの間に、シンプルだけど素晴らしいホワイトゴールドのダイヤモンドリングを持ってプロポーズしてくれました。私たちはフィアンセとして2022年に突入しました。

当初私たちは、ベネチアでこぢんまりとした結婚式と披露宴を計画していました。私の先祖はイタリア系なので、夫婦の契りを交わすにはぴったりだと思ったのです。ところが、残念なことに、健康問題により、祖父がしばらくの間飛行機に乗ったり旅行したりできなくなりました。祖父母は私にとって両親より両親らしい存在だったので、プロポーズ後まもなく祖母を亡くしたこともあり、祖父が出席してくれること-そして、私の2人の息子たちとともにバージンロードをエスコートしてくれること-が最重要事項でした。

25ans Wedding

私たちはイギリス国内でベネチアのかわりになる場所を探し、バースにある史跡、ローマン・バースにたどり着きました。オリジナルのローマ時代の石を敷き詰めたお風呂の縁で結婚式ができ、一般公開時間の前後には300人まで収容できるそうですが、私たちはゲスト10人だけの早朝セレモニーを選びました。お湯から湯気が立つ様子は息を飲むような美しさで、本当にマジカルでした。

25ans Wedding

私はプロノビアスのアイボリーサテンのウエディング・ドレスをインスタグラムで見つけ、たちまち「これだ」と思いました。ミニマルですが、脚にスリットが入っていて、オープンバックにビーズのついたストラップが交差している、レッドカーペット級のドレスです。カテドラル・トレーンにボタンをつけて、ちょっとしたアクセントを足しました。地元のブライダルショップでオーダーし、何回かフィッティングをすると、準備OK。全体的に比較的簡単に進みました。

25ans Wedding

ウエディング・シューズには、ドレスにぴったりのサテンパンプスを新調。アイボリーでクリスタルの装飾のついた、ジミー チュウのものです。ジュエリーには、シンプルなパールのイヤリングとおそろいのネックレスをセレクト。ベールはなしで、髪にいくつかパールのヘアクリップをつけることにしました。

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水辺の結婚式が終わった後は、家族でローマン・バースのザ・パンプ・ルーム・レストランでウエディング・ブレックファーストをとりました。お祝いを続けるため、今度はバースにあるジ・アイヴィー・ブラッスリーに移って披露宴。そこで少人数の友人たちも加わり、朝の11時から夜の11時まで、マジシャンやサクソフォーン奏者、DJを交えてパーティをしました。最後はレストランの外で一杯お酒を飲んでしめくくりました。

その2日後、私たちふたりとフォトグラファーのエマ・ジェーン、ビデオグラファーのダンでベネチアへ飛びました。そして、再びあのアイボリーのドレスを着て、ゴンドラに乗ったり、サンセット・ボートトリップに出かけたり、ムラノでジェラートを食べたり、ため息橋のへりに座ったりして、思い出の瞬間を残しました。ふたりにとって、どちらの日も忘れられない経験となりました。

From: CosmopolitanTranslation: Mayuko AkimotoPhotos: Emma-Jane Photography

※この翻訳は、抄訳です。※この記事は、2025年1月19日時点のものです。

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