セットアップを気軽に着たい！スタイリスト加藤かすみさんによる一生モノの11の着回し術を伝授！

「よりデイリーにセットアップを着こなすにはどうしたらいいのか」を、スタイリスト加藤かすみさんと熟考。オトナ女性世代に必要な、上品さと遊び心を兼ね備えた、今すぐに使えるスーツの着こなし術11選、ぜひご参考に！
 
 

スタイリスト加藤かすみさん
洋品店を営んでいた祖母の影響を受け、スタイリストを志す。職人気質で、大人を魅力的に見せるセンスと、シンプルななかにほどよいトレンドを取り入れる巧みなスタイリングが好評。

その❶ネイビーとトレンドブラウンのカラーを合わせる

ジャケット¥89,100、パンツ¥61,600（共にエブール／リトルリーグ インク）、ネクタイ付きシャツ¥49,500（バウト／ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 六本木店）、バッグ¥66,000（クーキーズー／ロンハーマン）、シューズ¥183,700（ピエール アルディ／ピエール アルディ 東京）

「深みのあるネイビーの色みも上品でスタイリングしやすく、素材も真冬まで着用できそうなライトメルトンを使用。キレイなフォルムのパンツですが、なんとウエストにはサイドゴム入り。ドローストリング仕様になっているのもリラックス感があって嬉しいですよね」（加藤さん）

その❷ロングスカートスーツはシャツ合わせでトラッドに

ジャケット¥71,500、スカート¥35,200（共にロエフ／エイチ ビューティー＆ユース）、シャツ¥44,000（バウト／ボウト）、メガネ¥124,000（カルティエ／ケリング アイウェア ジャパン カスタマーサービス）、バッグ¥217,800（ザンケッティ／八木通商）、シューズ¥83,600（ヘリュー／ショールーム セッション）

「トレンドカラーのブラウンを取り入れると、スタイリングの鮮度が高まりますよね。コクのあるブラウンは他のアイテムと色合わせがしやすいし、何よりこのスカートのシルエット美！ 着丈もしっかりあるので、コンサバティブに偏らずオトナの女性世代にも着こなしやすいんじゃないかな」（加藤さん）

その❸ショートパンツにはピンヒールで女らしさを

ジャケット¥39,600、ショートパンツ¥23,100、ポロカットソー¥20,900（全てプランクプロジェクト／プランクプロジェクト 青山店）、バッグ¥52,800（ヴァジック／トゥモローランド）、シューズ¥72,600（ペリーコ／アマン）、タイツ私物

「デザイン性の高いスーツなので、カラーをモノトーンでまとめて、パテントの小物を合わせて女らしさをプラス。インナーに着用したポロカットソーはボディスーツ型で、パンツの合わせに1枚あるとかなり重宝しますよ」（加藤さん）

その❹ボーダー柄でキレイめオフスタイルを

ジャケット¥89,100、パンツ¥61,600（共にエブール／リトルリーグ インク）、ボーダーカットソー¥36,300、キャップ¥13,200（共にマディソンブルー）、スニーカー¥111,100（ピエール アルディ／ピエール アルディ 東京）

「また久々にボーダー気分が高まっているのもあって、ボーダー×ネイビースーツの鉄板コーデを。スーツはメルトン素材ながらナチュラルなストレッチ感が加えられているので、着心地がよく、動きやすいのに美しさも兼ね備えた名品。だからこそ、ラフな小物を合わせてもあくまで大人の上品さを約束してくれます」（加藤さん）

その❺オフはロゴTでぐっと辛口カジュアルに

ジャケット¥39,600、ショートパンツ¥23,100（共にプランクプロジェクト／プランクプロジェクト 青山店）、Tシャツ¥15,400（サードマガジン×ミコモリ×キャサリンハムネット／サードマガジン）、ブーツ¥322,300（セルジオ ロッシ／セルジオ ロッシ カスタマーサービス）、バッグ¥11,000（ヤーキ／ヤーキ オンラインストア）

「スーツのボトムは前からはスカート見えしますが、実はショートパンツ。足元はオトナの女性世代であれば、タイツやブーツ合わせが安心かな。インナーはロゴTシャツにしましたが、もう少し秋が深まってきたら、スエットもオススメです。かなりオーバーサイズのジャケットだから、インナーの厚着も可能なんですよね」（加藤さん）

その❻キレイ色のニットでスーツにヌケ感をプラス

ジャケット¥71,500、スカート¥35,200（共にロエフ／エイチ ビューティー＆ユース）、ニット¥46,200（オーラリー）、バッグ¥9,900（アダム エ ロペ）、シューズ¥22,000（スイコック／アンタイトル）

「カラーを楽しむスタイリングです。オーラリーのキレイ色のニットを主役にして、白いバッグがキリッと全体を引き締めてくれますよね。これで靴もキレイにしてしまうと、リラックス感が出ないので、足元はモコモコのサンダルで遊び心を忘れずに！」（加藤さん）

その❼スパンコールタンクで華やかさを盛る！

ジャケット¥39,600、ショートパンツ¥23,100（共にプランクプロジェクト／プランクプロジェクト 青山店）、スパンコールニットタンクトップ¥79,200（アンスクリア／アマン）、ピアス（シングル）¥20,900（マリア ブラック／マリア ブラック 表参道店）、バッグ¥193,600（J＆M デヴィッドソン／J＆M デヴィッドソン カスタマーセンター）

「ウエディングパーティなどのオケージョンの服って、私たちの年代になると悩ましいですよね。スーツなら万能。とはいえ、場に合わせたある程度の華やかさは必要なのでこの場合はスパンコールのタンクトップを。一気にパーティ感が出せますよ」（加藤さん）

その❽レーストップスでリッチにきかせる

ジャケット¥71,500、スカート¥35,200（共にロエフ／エイチ ビューティー＆ユース）、別注ブラウス¥122,100（クリスチャン ワイナンツ／トゥモローランド）、バッグ¥168,300（ウラ ジョンソン／コロネット）、ピアス¥69,300（コールムーン／ショールーム セッション）、シューズ¥35,200（ペリーコ サニー／アマン）

「こちらはブラウン×ゴールドを主軸に、レースで上品さを。全体に落ち着いたカラートーンなのに、地味にならないのは、耳元、バッグ、足元とバランスよく配したメタリックの素材感のおかげ。通勤にも使えるのにこのスーツの汎用性の高さにもうなります」（加藤さん）

その❾オールネイビーに差し色「赤」が光る！

ジャケット¥89,100、パンツ¥61,600（共にエブール／リトルリーグ インク）、ニット¥25,300（エブール／リトルリーグ インク）、ネックレス¥264,000（ソフィー ブハイ／エスケーパーズ アナザーワールド）、ピアス¥22,000（マリア ブラック／マリア ブラック 表参道店）、バッグ¥357,500、シューズ¥181,500（共にジャンヴィト ロッシ／ジャンヴィト ロッシ ジャパン）

「あえてインナーもスーツと同じネイビーカラーでワントーンにし、小物の赤、パールのホワイトをぐっと引き立てるようなスタイリングに。小物を全部外してしまえば、通勤にもOKなコーデですが、小物でこんなにも見え方が変わるから面白いですよね」（加藤さん）

その➓シンプルモダンな地金のジュエリーが使える

グレー系のスーツにはトーンを揃えてシルバーを選ぶのがオススメ。シルバーピアス¥69,300（ソフィー ブハイ／エスケーパーズ アナザーワールド）

オトナの女性が目指したいのはどこかにヌケ感のあるスーツスタイル。ただキチンと見せるより、ファッション的にスーツを昇華してくれるのに欠かせない合わせの小物を厳選しました。

選ぶべきは、モダンさと存在感のある地金の大きめジュエリー。ゴールドピアス〈大〉¥31,900、〈小〉¥16,500（共にマリア ブラック／マリア ブラック 表参道店）

ゴールドフープピアス¥22,000（フィリップ オーディベール／アンタイトル）

その⓫手軽にイメチェンできる眼鏡を持っておく

ただキチンと見せるより、ファッション的にスーツを昇華してくれるのに欠かせない合わせの眼鏡をを厳選しました。

上品な金縁がイチオシ。メガネ¥124,000（カルティエ／ケリング アイウェア ジャパン カスタマーサービス）

photograph:SHOHEI KANAYA(model), MAYA KAJITA[e7] (still) styling:KASUMI KATO hair & make-up:RIKA SAGAWA model:MAYUMI SADA
 
otona MUSE 2024年11月号より

※掲載中のアイテムは2024年9月28日発売の『otona MUSE11月号』から再編集した記事です。
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