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「毎月5千円の仕送りじゃ足りない!」母が何か勘違いしているようなので、真実を教えてあげた結果

  • 2025.1.18

実家を出て1人暮らしをしている私は、母に毎月仕送りをしています。しかしその母は額に満足いかないようで、大手企業に勤めている次男のほうが協力的だと文句ばかり。おまけに、父の他界後に金づかいが荒くなったのです。

心配だからこそ…

父親の葬式が無事終わって2カ月後。母親から、「早く仕送りをして」というメッセージが届きました。

「母さん、もうお金に困っているの? 先月の仕送りだってしたし、父さんの遺産も入っただろ?」

すると母は、来月のカードの支払いができないと言うのです。数百万あった貯金もとっくにないのだとか。どういう使い方をしたら2カ月でなくなるんだ、と私はあきれるばかりです。

「これからは父さんの年金も入らないんだから、少しは節約してよ母さん」と苦言を呈すると、「それなら困らないように仕送りを増やしてよ! 長男のくせにケチね」と逆切れしたのです。

私はそれでも改心してもらおうと、諦めずに諭しました。

「これでも心配しているんだよ。実は父さんから母さんのことを頼まれたんだ。母さんはブランド好きだから、散財しないように見張ってくれって……」

え、毎月5千円?

しかし母は、いわゆる大企業に就職した弟と、一般的には名前の知られていない会社に勤めている私を比べて非難したのです。

「仕送りが毎月5千円じゃ足りないのよ!」

「次男を見習いなさい」

「毎月15万の仕送りよ?」

「15万送ってるのは僕だけど」

私は「ん?」と目を疑いました。あいつが毎月15万でこっちが5千円の仕送り?15万を送っているのは私のほうだと返すと、「そんなわけないでしょ! 本当にあんたは冷たいわ、産むんじゃなかった……。もうあんたを息子とは思わないから!」

私はため息をついて、そのまま母に電話をかけました。

「いや母さん、金額だけじゃなくて振込人の名前をちゃんと確認してよ……」

「えっ、なんで? あんたは知りもしない会社のしがないサラリーマンで、あの子は大企業勤めでしょ……」と母は大混乱の様子でしたが、私には謝罪の言葉もなく、そのまま電話を切ったのです。

真実は

数日後、弟と連絡がつかないという母から泣き声で連絡がありました。仕事関係の共通の知り合いから情報を得ていた私は、母に真実を告げたのです。

「あいつ、仕事をクビになったらしいよ。ギャンブルにはまって会社で横領したんだとか。今は賠償金の支払いに追われて日雇いの仕事を掛け持ちしているって」

そして付け加えました。「僕は弟とは縁を切るよ。母さんともね。僕のことを冷たいとか息子とは思わないとか、散々言ったよね。5千円の仕送りも真っ先に疑われたし。もう仕送りもやめる」

こうして私の家族は離散しました。闇金から逃げた弟からは、借金の肩代わりを頼み込む連絡が何度か来ましたが、もちろん却下。母は実家を売ってパートを始め、何とかひとりで生活しているようです。

その後……。実は、私には婚約者がいました。お金にだらしがない母と弟のことで迷惑をかけたくなかったので隠していましたが、その後無事に彼女と入籍。子どもも生まれ、今では自分の愛する家族に囲まれて幸せに暮らしています。

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自分のことを批判する浪費家の母親と、ギャンブルで借金まみれになった弟……。真面目な兄は、今回のことでショックだったかもしれませんが、新しい家族のためにも新たな道を進んでほしいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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