1. トップ
  2. ヘア
  3. 【MLB】成績下降で契約交渉長期化のアロンソ 公式データ部門が打撃分析「40本塁打を打つ能力はまだある」

【MLB】成績下降で契約交渉長期化のアロンソ 公式データ部門が打撃分析「40本塁打を打つ能力はまだある」

  • 2025.1.17
ピート・アロンソ(C)Getty Images
SPREAD : ピート・アロンソ(C)Getty Images

MLB公式サイトは15日(日本時間16日)、「アロンソが再び40本塁打を打てる3つの理由」と題した記事を公開。ピート・アロンソ内野手の近年の打撃指標を分析し、成績低下の要因と今後の展望を特集した。
現在FAのアロンソはメッツとの再契約交渉を続けているが、球団側と要求額に隔たりがあり、思わぬ平行線を辿っている。

■打撃指標に変化が見られるものの……

現在FAのアロンソは、2019年に新人記録の53本塁打で華々しいデビューを飾ると、メジャー6年間で通算226本塁打、586打点をマーク。メッツ生え抜きの主軸として活躍したが、近年は空振り率の増加が目立つ。昨季は162試合に出場し打率.240、34本塁打、88打点の成績を残したものの、直近3年間のOPSは「.870→.822→.788」と悪化を続けている。
同記事は、公式のデータ部門に所属するデビッド・アドラー氏が担当。昨季のアロンソに起きた、打撃指標の変化を取り上げた。アドラー氏は成績低下の理由として、「変化球が長打にならなかった」「低めの球を打つ能力が落ちた」「強い打球の飛距離が低下した」と、3つの理由をピックアップ。毎年二桁本塁打で.500前後の長打率だった変化球の成績が、6本塁打、長打率.294まで低下。得意の低めでも本塁打数が半減し、ハードヒットした打球に角度がつかなかった点も指摘した。
一方で、アロンソが再び40本塁打を打てる理由も列挙。昨季の平均スイング速度75.3マイル(約121.1キロ)は、メジャー15位タイとエリートクラス。もっとも安打になりやすい打球速度と角度の割合を示す「バレル率」は13.2%で、全打者の上位11%に位置している。加えて、ポストシーズンではトップ10に入るスイング速度を計測するなど、明るい兆しも見られたとのこと。
アドラー氏は、「アロンソがこの能力を2025年に持ち越すことができれば、40本塁打を打つ能力はまだある」と結論付けた。FA市場で一塁手を求める球団が急速に減少する中、慣れ親しんだメッツとの再契約は実現するのか。今後の展開にも注目だ。

元記事で読む
の記事をもっとみる