「急な雨でカバンが中までびしょ濡れ……」
「子どもがランドセルに入れて持って行った水筒の栓がちゃんと閉まっていなくて、中が水浸し……」
そんな不運で濡れてしまったノートや本。
そのまま乾かすと、くっついてしまったり、シワシワになったりと残念な状態になってしまいますが、すぐに対処すれば復活させることができるんです!
料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀先生に教わった、【復活させる3STEP】をご紹介します♪
濡れてしまったノートや本を復活させる3STEP
濡れたノートが、乾いてもヨレヨレにならず、この通り復活! そんなレスキュー法をご紹介します。
① 表面を拭いて保存袋に
表面(表紙と裏表紙)の水分だけ、タオルでふき取り、保存袋に入れます。中は開かずふかないこと! 袋の口は閉じないので、ノートが袋からはみ出すサイズでも大丈夫です。
② 冷凍室に立てて入れる
冷凍室に立てて入れ、丸1日冷凍します。しみ込んだ水分を蒸発させるため、袋の口は閉じず、必ず開けたままで!
③ 水滴を拭き、重しをのせる
凍室から取り出して、ノートの霜を落とし、布で上下を挟みます。
布の上に重たい本(図鑑や事典など)をのせ、丸1日(最低一晩)置きます。
こんなに差が出ました!
同じノートを 2冊、同じように濡らして、1冊はこの方法で、もう1冊は自然に乾燥させたところ……
この差を見てください! 上の冷凍させたノートはまっすぐ。下の自然乾燥させたノートは表紙も中のページも波打ってしまってヨレヨレ。
横から見ても、違いは歴然です! 左が自然乾燥させたヨレヨレノート。右がこの冷凍ワザを施したものです。
ちなみに、にじんでしまった書き文字は、修復できません。しかし、自然乾燥のように厚みが出てシワシワになる状態はかなり回避できました! 残りのページは問題なく使えますよ。
教えてくれたのは……島本美由紀先生
料理研究家、ラク家事アドバイザー。時短レシピやラク家事提案が得意で、食品保存や冷蔵庫収納のスペシャリスト。防災士としても活動し、多彩な顔をもつ。著書は80冊を超え、テレビ、ラジオ、雑誌を中心に活躍。YouTube「島本美由紀のラク家事CH」では実用的なアイディアを発信している。