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大阪の街に無数に存在する《モータープール》とは!?関西でしか通じない“交通用語”の謎

  • 2025.1.17

大阪で目にする“モータープール”とは一体何?

大阪で目にする“モータープール”とは一体何?
大阪で目にする“モータープール”とは一体何?

同じ日本でも関東と関西では文化や言葉が若干異なっています。例えば「モータープール」という単語を見聞きしたことはあるでしょうか?関西地方、特に大阪で使われている単語である「モータープール」。一体何を指しているのか、詳しく紹介していきます。

大阪で初めて「モータープール」の看板を見た人からは、「プールのこと?」「よく目にするけど意味がわからない」といった戸惑いの声があがっています。「モータープール」とは、駐車場のことを指して使われるワード。駐車場をカタカナで書く場合は「パーキング」とする場合がほとんどですが、なぜか大阪では「モータープール」が使われます。

「パーキング」の代わりとして「モータープール」が使われているのかと思いきや、実はちょっとした違いが。「モータープール」は駐車場の名称として、「○○モータープール」のように使われます。一方で「モータープールに車を停めて、そこから歩いて集合しよう」というような、日常会話として使うことは少ないようです。

モータープールの起源は戦後に遡る!?

「モータープール」の由来は、日本に駐留していた進駐軍が、車を止めていた広場を「モータープール」と呼んでいたという説が有力。モーター=車、プール=水溜まりを組み合わせているようです。戦後もこの呼び名が一部の地域で残ったと考えられているのですが、なぜ大阪にだけこんなに「モータープール」文化が残っているのかは不明。

ちなみに「モータープール」には別の使い方もあり、自動車のディーラーが「車を保管しておく場所」を指します。そのため関西以外で「モータープール」といえば、そちらを指すことが多いよう。また仙台ではバスターミナルのことを「バスプール」、タクシー乗り場を「タクシープール」と呼ぶ文化があります。

なぜ関西の、特に大阪で定着したのか謎が残る「モータープール」。もし大阪に行く機会があれば、街中にある駐車場の看板に注目してみてください。

(LASISA編集部)

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