1. トップ
  2. スキンケア
  3. 「更年期に蕁麻疹や湿疹…肌のかゆみが気になる原因と対処法は?」産婦人科医師が回答

「更年期に蕁麻疹や湿疹…肌のかゆみが気になる原因と対処法は?」産婦人科医師が回答

  • 2025.1.16

女性の体ならではの、ちょっとした悩みや疑問。病院に行くほどでないけど、専門家の意見を知りたい! そんな気持ちに応える、女性の体にちなんだ悩みについて産婦人科の先生に一問一答してもらう本連載。

今回は、更年期の肌のかゆみについて。

Q、更年期に入り、蕁麻疹や湿疹などが出て、肌のかゆみが気になります。原因と対処法を教えてください。

A、肌のかゆみは、エストロゲンの低下で体の水分量が減り、皮膚が乾燥することが一因。乾燥肌対策に注力しましょう。

更年期になるとエストロゲンの分泌量が低下する影響で、皮膚の水分量も減少します。そのため、皮膚が乾燥してかゆみや湿疹が出ることが考えられます。

蕁麻疹は原因を特定できないケースも多いですが、乾燥によって物理的刺激を受けやすくなったり、体調や環境の変化によるストレスで蕁麻疹が出やすくなる可能性もあります。

保湿に重点を置いたスキンケア、水分を多く摂ること、バランスの良い食事が対策に繋がります。

熱いお風呂に長時間浸かることや、紫外線を強く浴びることも皮膚の乾燥を招くきます。ぬるめのお湯にしたり、日焼け止めをしっかり塗るなどの対策も必要です。

ただ、肌トラブルをなんでも更年期のせいにするのは良くありません。アトピー性皮膚炎や内臓の病気が隠れていることもあるので、症状が続く場合は、まずは皮膚科を受診しましょう。

お話を伺ったのは……

産婦人科医・上野啓子先生

Women's Health

東京医科大学産科婦人科学教室病院助教。医学博士、産婦人科医の指導医、生殖医療専門医、女性ヘルスケア専門医などを取得し、不妊治療や女性医学を得意とする。

Text:Saya Inoue

元記事で読む
の記事をもっとみる