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エル・ファニング、ボブ・ディラン演じるティモシー・シャラメの歌声に涙した

  • 2025.1.15
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日より日本公開。
A COMPLETE UNKNOWN - Timothee Chalamet as Bob Dylan, 2024. 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日より日本公開。

ボブ・ディランの筋金入りのファンであるエル・ファニングは、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で共演したティモシー・シャラメのパフォーマンスを観て、感激したそうだ。『ザ・ラップ』誌主催のパワー・ウーマン・サミットで、こう明かした。「本作のティモシーは驚異的です。彼が『はげしい雨が降る』を歌ったときに客席にいましたが、彼はボブ・ディランとして本格的なコンサートをやってのけました。涙が出たのを覚えています」

60年代初頭のディランの恋人で、ミューズだったスーズ・ロトロをもとにしたキャラクターのシルヴィー・ルッソを演じたエルは、2019年公開のウディ・アレン監督作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』でもティモシーと共演している。「彼は友人で、一緒に仕事をしたこともあります。そんな彼が、こんなにも美しい形で偉業を成し遂げた」

部屋にポスターを貼るほどの「長年の筋金入りのボブ・ディランファン」である彼女は、まさに「辛辣な批評家」として撮影に臨んだが、ティモシーのパフォーマンスは、「ボブ・ディランの物まね」ではなく、別次元のものだったという。「『ティミーはどうするんだろう?』と見ていましたが、ただただ圧倒されました。彼自身とボブを見事に融合してみせたのです」

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』撮影中のティモシー・シャラメとエル・ファニング。
Timothee Chalamet and Elle Fanning are seen on the movie set of the 'A Complete Unknown' on June 11, 2024 in Hoboken, New Jersey. 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』撮影中のティモシー・シャラメとエル・ファニング。

イライジャ・ウォルドの著書『Dylan Goes Electric(原題)』を原作にジェームズ・マンゴールド監督が映画化した『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、1960年代初頭のニューヨークが舞台。ミネソタ出身の19歳の無名ミュージシャンだったボブ・ディランが、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こし、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

エルはUS版『ローリングストーン』のインタビューでも、ティモシーが初めて歌ったシーンをこう振り返っていた。「現実のこととは思えず、その場にいた全員が震えました。完璧だけど、物まねやパロディではなく、ティモシーなのにボブでした。美しく融合していて鳥肌が立ちました」

Text: Tae Terai

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