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【キャンドゥ家具】1320円以下でも耐荷重は激低の“フリーラック8段”を正直レビュー!かえってズボラにはピッタリかも

  • 2025.1.15

キャンドゥ「フリーラック 8段」を購入も…使い道に悩む

「フリーラック 8段」はパッケージが大きいせいか、キャンドゥの比較的大型の店舗でも、あまり在庫は多くないようなので、みつけたら即買いがおすすめ
「フリーラック 8段」はパッケージが大きいせいか、キャンドゥの比較的大型の店舗でも、あまり在庫は多くないようなので、みつけたら即買いがおすすめ

100均好きの方ならご存じでしょうが、最近キャンドゥではかなり大型の家具が販売されています。なぜか、キャンドゥの公式サイトでは検索できないことが多いのですが、すでに本サイトでも紹介したシューズラックやマルチハンガーなど、さまざまな100均キャンドゥ家具が販売されているのです。

基本的に100均マニアである筆者は、そのクオリティなどを確かめたくて、みつけるとつい買ってしまうのですが、これまではどちらかというと使い道を考えたうえで購入していました。しかし、今回の「フリーラック 8段」、大きさ約59×28×140cmについては、ほぼノーアイデアです。

完全に興味だけで購入した約59×28×140cmの「フリーラック 8段」
完全に興味だけで購入した約59×28×140cmの「フリーラック 8段」

興味だけで購入してしまったといってもいいでしょう。なぜなら1段あたりの耐荷重が約1kgしかないから。簡単にいうなら、8段の棚のそれぞれにビールのロング缶(500ml)が2本しか乗せられないのです。収納としてはかなり貧弱。

しかし、実際にどのくらい貧弱なのかも含めて確認したく購入してみたわけです。まずは実際に組み立てていきましょう。

「フリーラック 8段」を組み立てる

「フリーラック 8段」のパッケージにも明記されていますが「フレームをジョイントに差し込むだけ!組み立て簡単」ですが、組み立ての際には軍手などを着用してケガのないように作業をしてくてください。

特にパイプの切り口などは鋭くなってくることがあるので、素手で触らず、取り付けの際に滑ることのないように慎重に作業をすることをおすすめします。

「フリーラック 8段」の組み立て
「フリーラック 8段」の組み立て

まず最初に最上段に取り付ける上段フレームを組み立てます。ジョイントb2をbパイプの両端に取り付けたものを2セット作ります。パイプにジョイントをはめ込むだけなので、作業は非常に簡単です。この後のすべての作業に共通した注意点ですが「フリーラック 8段」のパーツは華奢なので、力入れすぎて、折れたり、曲がったりしないようにしてください。

組み立ては単純な繰り返しが8回続く
組み立ては単純な繰り返しが8回続く

「フリーラック 8段」のメインパーツといえるb1ジョイント4つと、Aポール4本、Bポール2本、Cポール2本に棚布を張ってラックの各段を組み立てていきます。これでラックの1段分が完成するので、8段分、8回同じ作業を繰り返します。

「フリーラック 8段」の1段分が完成したところ。
「フリーラック 8段」の1段分が完成したところ。

ポールやジョイントが華奢なのもありますが、棚板自体が棚布で布を張っただけのラックなので、高い安定感を得ることはできそうにありません。このあと7つ同じものを作ります。

同じ作業の繰り返しで飽きる……
同じ作業の繰り返しで飽きる……

各段8つを作って並べてみたところ。当たり前ですが、組み立てたものから積み上げてジョイントしていっても問題ありません。筆者は8つの段を作っているうちに結構飽きてきたので、そのまま並べてみました。1段の高さは約18cm程度です。積み上げる数を調整すればラックの高さを調整できるので、配置の自由度は高いといえるでしょう。

フリーラック8段の完成…!!気になる使い勝手は?

組み立て終了
組み立て終了

ラックを8段組み立てて、設置したところです。高さが約140cmあるので、そこそこの大きさになります。また最上段フレームを外したり、段数を調整したりできるので、設置する場所に合わせて高さを約18cm単位で調整可能な点もさまざまな使い道を生み出してくれそうです。ただし、全体が華奢な点はやはり気になります。

分割して隙間収納を考えたが、逆転の発想で現在は見せる収納にしてみた

分割した「フリーラック 8段」をクローゼットの上にある棚に設置してみたが、サイズは合うのですが、耐荷重がもの足りないのです。
分割した「フリーラック 8段」をクローゼットの上にある棚に設置してみたが、サイズは合うのですが、耐荷重がもの足りないのです。

キャンドゥの「フリーラック 8段」を実際に組み立ててみると、大きさもデザインも意外によいのです。また作るのは単調で意外と面倒ですが、各棚ごとに分割して高さが調整できるので設置場所の自由度が高いという点は非常によくできています。安いですし……。

ただし、実際に組み立てると気になるのは、その華奢さ。棚1段あたりの耐荷重が1kgということは、実際のところジーンズは2~3本で重量オーバー、パーカーなども1段あたり2~3枚が限界ということになります。

高さの調整が簡単なのでクローゼットや押し入れの中で、衣類や荷物などを整理するのに使おうと考えたのですが、見えない場所に詰め込むように収納することを考えると強度不足が気になるのです。

そこで、最終的に筆者は発想を逆転してみました。多くのものを置けないことを利用して見せる収納にしようと考えたのです。冬場は特に帽子や手袋といった防寒アイテムが増え、これらがどこに行ったか、わからなくなりイライラすることもしばしば。そんな防寒小物を外から帰ってきたら、各人それぞれの並べる棚として「フリーラック 8段」を使ってみました。

耐荷重の低さがズボラにピッタリかも!!

上から2段はパートナーの帽子と手袋、その次の2段は筆者の帽子と手袋、さらに下の2段は息子の帽子と手袋といった感じです。各段にそれぞれの帽子が2~3個、手袋が2~3組程度しか収納されないので、重量的な問題は発生しません。

この収納方式に変えてから、出がけに帽子や手袋を探し回ることが劇的に減ってストレスが軽減されました。また、各棚の耐荷重の制限があるので、無理矢理に荷物を詰め込むこともできず、余裕のある見せる収納を保ちやすいのも意外な副作用といえます。

筆者のようにセンスがなく、何でも詰め込みたくなるので、見せる収納が苦手という方も、重量制限のあるキャンドゥの「フリーラック 8段」なら余裕のある見せる収納が楽しめるのではないでしょうか。何より税込み1320円のお手軽価格なので1度試してみることをおすすめします。

(千秋)

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