"いつもの一杯"が人生を狂わせる……
仕事終わりの一杯、友人との飲み会、ストレス発散の酒……日常に溶け込んだお酒が、いつしか生活を支配し、人生の歯車を狂わせることがあります。お酒で失敗してしまった経験、あなたにはありますか? お酒で失敗しやすい人の特徴、お酒で失敗しないコツを徹底解説!
お酒の失敗
SNSアプリ「GRAVITY」が行った、お酒に関するアンケート結果を参照しながら紹介していきます。調査は2023年3月6日~7日、 20〜59歳までの男女529人を対象にしたものです。
「酒飲み失敗談TOP10」で1位に選ばれたのは「記憶がない」でした。他にも「ひたすら周りを介抱」「翌朝寝坊して仕事に遅刻」「公衆の場で盛大に嘔吐」「身に覚えのない怪我」「恋人以外の人と関係を持った」「終電逃してタクシー高額」「他人の秘密をバラした」「スマホが撮った覚えのない写真でいっぱい」「知らない人に絡みまくる」などがランクイン。この結果から、普段の生活で失敗しないよう気をつけていても、お酒を飲むと豹変する人が多いことが分かりました。
お酒で失敗する人の特徴
では、お酒で失敗する人の特徴にはどんなものがあるのか?
(1)アルコールに弱い アルコールに弱い人は、体質的にアルコールを分解する能力が低く、少量のアルコールでも酔いやすいのが特徴です。そのため酔うと感情の起伏が激しくなったり、普段はしないような言動をとってしまったりと、お酒の失敗をしやすい傾向があります。
(2)ギャップが激しい 普段は穏やかな人でも、お酒を飲むと豹変してしまう可能性があります。これは、アルコールが脳の抑制機能を低下させるため、普段抑え込んでいる感情や衝動が表出しやすくなるからです。普段は穏やかな人でもお酒を飲むと攻撃的になったり、酔うと秘密を暴露したり、嘘をついたりする場合があります。
(3)家族に酒癖の悪い人がいる 家族の酒癖が悪い環境で育った人は、アルコールに対する抵抗力が弱く、遺伝性を持つと言われています。特にアルコール依存症の人は、衝動性をコントロールしにくいのが特徴です。子どもの頃に家族の酒癖が悪い姿を見て嫌悪感を抱きつつも、自分が酒乱になってしまうケースも珍しくありません。
お酒で失敗しないコツ
繰り返すお酒の失敗に嫌気を指している人もいるのではないでしょうか。ここでは、お酒で失敗しないコツについて解説します。
(1)空腹の状態でお酒を飲まない 空腹の状態でお酒を飲むと、アルコールは胃壁から直接吸収され、血液中のアルコール濃度が急上昇します。結果、短時間で酔いが深まり、コントロールが難しくなる可能性が高いです。失敗しないコツとして、空腹の状態を避けるためにおつまみや軽食を食べましょう。その際に、脂肪分や塩分が多いものは控え、野菜やタンパク質が多く摂れる食事をおすすめします。
(2)適度に水を飲む アルコールは肝臓で分解されますが、水分が不足すると分解が遅れ、二日酔いの原因になります。そのため、お酒を飲んだらお水も一緒に飲むようにしましょう。なるべくお酒1杯に対し、水も同じく1杯飲むのをおすすめします。
(3)しじみの味噌汁を飲んでデトックスする しじみには、肝臓の働きを助けるオルニチンが豊富に含まれています。アルコール分解を促進し、二日酔いを予防する効果が高いです。特に飲酒の前後や、翌日にしじみの味噌汁を飲むと良いでしょう。
(4)一気飲みをしない 短時間で大量のアルコールを摂取すると、血液中のアルコール濃度が急激に上昇します。そうすると、意識を失ったり、心臓に負担がかかったりと非常に危険です。トラブルを回避するために周りの人に飲む量やペースを相談したり、自分に合った適量を把握したり、工夫しましょう。
【まとめ】“いつもの一杯”が、いつの間にか生活の一部となり、人生に大きな影響を与えてしまう場合があります。お酒は楽しくほどほどに、健康的な飲み方を心がけましょう。
(伊織)