業務スーパーは格安レトルトカレーの種類がとにかく多いんですよね。そのなかだと『ビストロ倶楽部 濃厚カレー 中辛』は、当たりの部類に入る商品かもしれません。
ビーフの旨みをメインに据えつつ、スパイス類の香味もチープなりにはっきり広がる味わい。定番系のおいしさとコスパの良さが両立した、意外と重宝する一品ですよ。
『ビストロ倶楽部 濃厚カレー 中辛』の価格・内容量は?
『ビストロ倶楽部 濃厚カレー 中辛』は業務スーパーでは354円(税込、税抜328円)で販売中。パウチ入りカレーが4袋入って、内容量は680g(1袋170g)。製造・販売は丸大食品。
コスパ(単価)は100gあたり約52円、1食あたり約89円。業スーPBの代表的な格安品である『おとなの大盛カレー 中辛 4袋入』(880g・365円・約91円/1食)と同じぐらいのコスパ感です。
ちなみに、同じ丸大食品の『旨味逸品カレー中辛 4食入』(680g・320円・80円/1食)のほうが安め。本品はそれなりに安価、ぐらいのポジションになります。
レンチンしてもお湯で温めてもいい
蒸気孔が空いた表面を上にして、電子レンジ(500W)で1分ほど加熱するだけ。沸騰しない程度のお湯で3分ほど温めてもOKです。レンジのほうが短時間で済みますが、お好みでどうぞ。
味のバランスも具材の量も十分良好な格安カレー
素直な欧風カレーです。他の格安品と同様、目立った個性はありません。そのかわりに要領よくポイントを押さえた作りと言いますか、どこを取っても平均点をクリアしたカレーと言えます。
ソテーオニオンのコクに下支えされた牛肉の旨みがしっかり立った味わい。ビーフカレーと名乗ってもいいぐらいの濃さです。そこにピリッとした黒胡椒っぽい香辛料の刺激が続きます。
辛味の強さはやや辛口寄り。若干舌がヒリヒリします。スパイス類の効き方も唐辛子が前に来ており、価格相応の平板さは否めないかも。それでも香りの輪郭がはっきりしてるので、大して気にならない欠点です。
具材は小さめのじゃがいもとにんじんがそこそこ。具材の無い業スーPB品に比べれば十分なボリュームです。それなりのほっくり食感も一応は楽しめますね。
チーズアレンジで濃いめに仕上げてもおいしい
ピザチーズ(適量)と卵黄(1個)をのせてオーブンで軽く温めれば、簡単チーズカレーにアレンジできます。まろやかなコクがプラスされて、濃いめの味わいがストレートに活きますよ。
同じメーカーの『旨味逸品カレー中辛』はけっこうクセが強いですし、迷ったら本品から試すのが無難かと。節約したいけどクオリティも捨てたくない、という時にぜひどうぞ。
カロリーは?
『ビストロ倶楽部 濃厚カレー 中辛』は1袋あたり145kcal(炭水化物 17.7g、食塩相当量 3.1g)。ごはん1杯(200g=約290kcal)と合わせた場合は435kcal程度です。召し上がる際の目安にどうぞ。