Text by 井上大輔(編集部)
2026年W杯アジア最終予選で日本代表と同じグループCを戦っている中国。
今月9日から18日まで代表合宿を行っているが、ノルウェー出身のヨン・フー・セテこと侯永永を初めて招集した。ノルウェー2部で得点王になった26歳の彼は、父親がノルウェー人、母親が中国人のため、中国代表でプレーする資格がある。
『北京青年報』によれば、スロベニアユース代表経験もあるFWマルセル・ペトロフも中国国籍を選択し、将来的な代表入りが期待されているそう。
彼は2006年に中国の浙江省で生まれると6歳でサッカーを始め、2019年にスロベニアに渡り、強豪のNKオリンピヤ・リュブリャナで育成されてきたという。
182cmのストライカーとしてU-19チームで得点を決めていたというが、今年1月に中国1部の上海申花へ移籍。
年齢は19歳と18歳という説があるが、中国国籍を選択したため、「帰化手続きを省略した帰化選手」として期待されているそう(中国とスロベニアの混血とされている)。
中国メディアは、マルセル・ペトロフを王漢龍という中国名で表記しており、今年2月に中国で行われるU20アジア杯で代表入りする可能性があるとも伝えている。