ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手の争奪戦が最終局面を迎えている。
米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は13日(日本時間14日)、自身のXにて「日本のスター右腕、ロウキ・ササキの(移籍先の)最終候補はドジャース、パドレス、ブルージェイズだ。ササキは期限の1月23日までに所属球団を決める予定」と伝えた。3球団に絞られた佐々木の争奪戦について、複数の米メディアが報じている。
■争奪戦は8球団→3球団へ
佐々木はこれまでドジャース、パドレス、ヤンキース、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツ、カブスと面談を実施したと伝えられていたが、13日(同14日)にブルージェイズとも面談していたことが判明。
その上でヤンキース、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツ、カブスが候補から外れたことが各所で報じられ、争奪戦が一転3球団に絞られた。
米メディアは各所でこれを報道。『スポーツ・イラストレイテッド』は「これはシカゴ(カブス)にとって受け入れがたい事実だ」、『ファンサイド』は「ヤンキースがササキを獲得できなかったことでプラスの側面があるとすれば、彼の獲得を狙っているチームのほとんどはナ・リーグ球団だということだ」とし、「通常、ササキのような実力者を逃すことはチームにとって大きな打撃となる。しかし、(リーグが異なれば、頻繁に対戦することがないため)彼がチームに姿を見せなくなり忘れ去られると分かっていれば、その辛さは受け入れやすくなる」と主張した。
また、『The Sporting News』は、佐々木の獲得に失敗したメッツにパドレスのディラン・シース(昨季14勝11敗、防御率3.47)を獲得すべきだと提言。同メディアは「23歳の火炎放射器と契約できれば、メッツにとって夢の獲得だっただろう。しかし、過去にとらわれている余裕はなく、今はプランBを見つけるために方向転換しなければならない」と代案を提示した。
ポスティングの交渉期限は23日午後5時(同24日午前7時)まで。現地でも佐々木の選択に大きな注目が集まっている。