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水引とは? その由来や種類、基本的な結び方などをご紹介

  • 2025.1.14

ご祝儀袋や香典袋に使用されている飾り紐「水引」について、名前を聞いたことがあるけれど、それが具体的にどのような意味があるのか詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では水引の由来や種類、基本的な結び方などをわかりやすくご紹介します。

水引の由来

水引とは、慶事や弔事で贈られる贈答品の包み紙を結ぶ飾り紐のことです。それは単なる装飾品ではなく、主に3つの意味が込められていると言われています。1つ目は水引をかけることで品物が未開封であるという証明、2つ目は魔除けとしての役割、3つ目は水引が紐を結ぶものであることから、人と人との結びつきを意味するものだと考えられているようです。そんな水引の由来について簡単にご紹介します。

水引の由来
水引の由来として最も有力なのが、飛鳥時代に隋国から持ち帰った贈答品にかけられていた紅白の麻紐であるという説です。これをきっかけにして、当時の貴族の間で朝廷への献上品を紅白の麻紐で結ぶことがブームとなり、やがて平安時代に入るとそれを水引と呼ぶようになりました。

水引の種類

一口に水引といってもさまざまな種類があり、用途に応じて使い分けるのが一般的です。その種類について色と本数に分けて解説します。


水引の色は、主に金銀・紅白・赤金・白黒・白黄・双白・双銀の7種類があります。 慶事に用いられるものとしては、「紅白」か「赤金」になりますが、結婚式のような人生の大切な門出を祝う行事には「金銀」が使われることが多いです。なお、弔事では「白黒」、忌明け後の仏事には「白黄」を使用し、地域によっては「双白」や「双銀」が用いられる場合もあります。

本数
水引の本数は、「奇数」が基本的なマナーです。慶事や弔事を問わず 5本結びを基準とし、ときには3本結びや7本結びが使用されることもあります。結婚式では、新郎新婦ともに手を取り合って幸せな家庭を築くイメージを想起させる10本結びにすることも珍しくありません。なお、「死」を想起させる4本結びや、「苦」を想起させる9本結びは避けるのが通例です。

水引の基本的な結び方

水引の結び方には、画像の左から「蝶結び」、「あわじ結び」、「結び切り」、「梅結び」の4種類があります。それぞれの結び方について見ていきましょう。

蝶結び
普段からよく聞く「蝶結び」も水引の結び方の一つです。片方の紐を引っ張ると簡単に解けることから「何度繰り返されてもいい」といった意味が込められています。そのため合格祝いや出産祝い、結婚記念日などに使用されることが多く、一方で離婚や再婚を想起させるため結婚式にはふさわしくありません。

あわじ結び
蝶結びとは異なり、結婚式でよく使用されるのが「あわじ結び」です。あわじ結びは中央で2つの輪になるように結んだもので、その形が海産物の「あわび」に似ていることからこのように名付けられました。紐の両端を持って引っ張るとより固く結ばれるため、「幸せが末永く続きますように」という願いを込めて結婚式で使用されることが多いようです。

結び切り
あわじ結びと同様の意味を持つ結び方に「結び切り」があります。結び切りとは、中央で固く結ばれており、紐の先端が八の字に広がっている結び方のことです。一度結んだらそう簡単に解けることはないため、「2度と同じことが繰り返されることがないように」といった意味が込められています。結婚式はもちろん、お葬式やお見舞いなどに使用されることも多いようです。

梅結び
あわじ結びを応用した結び方に「梅結び」があります。その名のとおり、梅の花と形が似ていることからこのように名付けられました。梅の花は春の訪れを感じさせる花であり縁起の良いイメージがあるため、入学祝いや卒業祝いをはじめとした慶事で使用されます。

結婚式には「あわじ結び」、もしくは「結び切り」を使用しよう

ここまで水引の由来や種類、基本的な結び方を解説してきましたが、結婚式には「あわじ結び」、もしくは「結び切り」を使用する必要があることがわかりました。仮に梅結びや蝶結びを使用した際には、人によっては快く思わない可能性もあるので、間違えることがないよう細心の注意を払ってくださいね。

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