ドジャースは2年連続世界一を狙う2025年のシーズンに向けて、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となったブレイク・スネル投手やマイケル・コンフォルト外野手を獲得し、テオスカー・ヘルナンデス外野手との再契約や韓国キウムから金慧成(キム・ヘソン)内野手も獲得するなど積極的に補強を進める。
さらに、獲得が噂されるのがロッテからポスティングシステムで移籍を目指す佐々木朗希投手。地元メディアは争奪戦となっている23歳右腕の獲得を逃した場合のプランBについて言及している。
■「1月20日ごろに契約が予想」
今オフの注目銘柄である佐々木をめぐっては多くの球団との面談が伝えられるなど、大争奪戦が展開されている。そのなかでも、大谷翔平投手や山本由伸投手という侍ジャパンでのチームメイトが在籍するドジャースは有力候補に挙げられている。
そんななか、地元メディア『ドジャース・ネーション』は、「ドジャースのフリーエージェント、ジャック・フラハティが短期契約に前向き。LAは彼と契約すべきか?」と題した記事を掲載。佐々木を逃した場合の代案として、2024年シーズン後半にドジャースでプレーして6勝を挙げたジャック・フラハティ投手に言及し、「フラハティはすでにドジャースで優勝経験があることから、素晴らしい代替案となる可能性がある」と分析している。
記事内ではフラハティがタイガースとドジャースで過ごした2024年シーズンに防御率3.17を記録したことに触れており、当初はレッドソックスに新天地を求めたウォーカー・ビューラー投手とともに他球団への移籍が確実視されていた29歳について、「ササキは1月20日ごろに契約が予想されている。日本の天才が契約から外れれば、フラハティの運命が明らかになる」とドジャース復帰についても含みを持たせている。
日本の逸材をめぐって大争奪戦が繰り広げられている今オフだが、ドジャースは佐々木を逃した場合、フラハティの再契約に動き出すのか。