こんにちは。家事コツ研究員のTです。今年は自宅で手作りおせちにチャレンジした我が家。張り切って作ったのはいいけれど、あれこれ用意しているうちに気が付けば、普段は使わない食材が余ってしまって途方に暮れている…そんなこの頃です。
松前漬けの残りのスルメを活用したい!
我が家のおせちの定番、松前漬け。いいダシになるスルメは必須ですが、やっぱり余ってしまいました。
そこで、残ったスルメを使って、昔、祖母が作ってくれたスルメと大根の煮物を作ることに。祖母は砂糖を溶かしたお湯の中でスルメを戻していましたが、この方法だと少しぼそぼそするのが難点。
色々調べてみると、あるものを使うとより柔らかくふっくらと戻すことができるのだと。今回はその裏ワザを試してみました。
スルメを柔らかく戻す裏ワザ&イカ大根レシピ
スルメを戻すときに使うとよいのは「少量の重曹」なのだそう。さっそくやってみました!
材料はこちら。家にあるものばかりなのでお手軽です♪
【材料】
スルメ…小1枚
重曹
大根
※そのほか、しょうがチューブ、ゆずの皮、めんつゆ、しょうゆ、砂糖、水を用意。
【スルメを戻す方法】
1)ジップロックに水と重曹を溶かし、中にスルメを入れる。
調べた方法では、スルメ2枚で水1リットル+重曹小さじ1杯とあったので、今回はスルメ1枚なので半分の量でやってみました。スルメが少し小さいので、重曹も小さじ1/3(1.5g)程度に減らしています。
2)ジップロックの空気を抜いて密封し、冷蔵庫にひと晩放置。
空気を抜いたほうがよく戻るらしいので、ジップロックの空気を抜いて冷蔵庫へ。色々調べると、3時間ぐらいでも大丈夫なようですが、ひと晩のほうがより戻りそうなので、1日置いてみました。
完成!
1日置いたスルメがこちら!見てください、このプリプリ感♡
戻しす前のスルメがこちらです。
戻す前のスルメと比較すると一目瞭然!プリップリのプルプルなイカになりました!
イカは、軽く水洗いをしておき、骨と皮を取り除いておきましょう。生のイカだと皮がなかなか剥けなくて苦労しますが、戻したスルメは簡単にペロリと剥けますよ。
【イカ大根の作り方】
1)大根は面取りしたうえで、レンジでチンする。下茹ではこれでOK!
大根は、皮をむき、輪切りにし、面取りをしたうえで、四つに切ります。面取りをすると、煮崩れせずに染み染みにできるので、ひと手間かけたいところ。
耐熱の器に4つ切りにした大根と水を50㏄ほど入れて、ラップをかけて600Wで約10分ほどチンします。
2)鍋に大根と調味料を入れる。
下茹でした大根を、鍋に入れ、水300㏄、めんつゆ(2倍希釈のもの)大さじ6、しょうゆ大さじ1、砂糖小さじ1、酒(または、みりん)大さじ1、しょうが少々を加え、沸騰させます。
3)イカを加えて落としぶたをして5分煮る。
鍋が沸騰したら、イカを加えて、シワシワにしたアルミホイルで落としふたをします。中火にして、5分そのまま煮たらできあがり♪
さて、アルミホイルを外すと……、たった5分でも染み染み!
この染み染みっぷりをご覧あれ!細ネギと柚子を散らして完成。
トロトロ大根。面取りしているので型崩れはしていません☆ごはんのおかずにも、お酒のアテにもばっちり♪
イカもふっくらと煮えていました。スルメが小さかったので、見た目もう1枚入れてもよかったかも。
それでもイカの風味はしっかりとでているし、コクがある分、生のものよりも美味しい!里芋でも同じように作れるのでみなさまもぜひお試しを♪
余らせたり硬くて食べにくい干しスルメも、重曹水で戻せば、ふっくらプリプリ。祖母がやっていた砂糖水で戻すよりも食感もよかったです。
戻したスルメは、一夜干しのものと同じように網でイカ焼きにもできるそう。今度はそちらも試してみたいと思います。
写真・文/龍タラ ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。