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1月11日は鏡開き【えひめのお雑煮記2025】今年はお雑煮食べた?

  • 2025.1.11

みなさまこんにちは。はる子です。 本日は鏡開きということで、2年ぶりに「えひめのお雑煮記2025」を。 レシピの詳細が不明なものなど多々想像で補っている点もありますが、教えてもらったお雑煮を自己流で再現してみました。

2025年版!えひめのお雑煮記(はる子調べ)

東予

・里芋雑煮(丸餅)

白菜、にんじん、大根、ごぼう、里芋
いりこだしと薄口醤油、みりんで調味。お好みで柚子の皮を。

出典:リビングえひめWeb

場所によってはお餅を使わず、里芋だけというところもあるそう。奈良や京都にもそのようなお雑煮文化があった気がします。お芋のねっとりとお餅のもっちりがいいコンビ。


中予

・いりこだしの定番雑煮(丸餅)

白菜、にんじん、大根、いりこ
いりこだし、お醤油とみりんで調味。お好みで柚子の皮を散らす。

出典:リビングえひめWeb

松山市近郊の方に聞くと1番多かったのがこちら。お餅の形状や、焼いたり煮たりといった違いはあれどもやはり外せない定番のお雑煮のようです。いりこだしをとる時は、前日に空炒りしたいりことお水をボトルにいれておいたものを使うと簡単に美味しいおだしがとれます。

・生節だしの鶏肉入り雑煮(角餅)

白菜、にんじん、大根、かつおの生節、ほうれん草、鶏もも肉、ねぎ
お酒と濃口醤油で調味し、煮立ったらお餅を加えてお好みの食感になるまであたためる。

出典:リビングえひめWeb

これははる子家で好評だったお雑煮。かつおの生節から出る旨みがとっても美味しい。鶏もも肉のこっくりとした脂がほうれん草とネギに合います。生節が固くなってしまった時にも、ぜひ試してみていただきたいレシピ。お好みで七味唐辛子を散らしても。


南予

・すりみ雑煮(丸餅)

菜っ葉(白菜)、魚のすり身、ささがきごぼう
昆布といりこだし、少しのお酒と南予のお醤油で調味。お餅をいれてあたためる。

出典:リビングえひめWeb

祖父が小さい頃食べていたというお雑煮。愛南町の海の近くのレシピなので、魚のすり身が入るところがポイント。ごぼうとすり身からもいいおだしが出ます。今回は白身魚のすり身でしたが、青魚のすり身でも◎。食べ応えも抜群です。当時は「水餅」という塩水につけて保存したお餅を使ったそう。

・カンパチ雑煮(丸餅)

菜っ葉(今回は白菜)、カンパチ
お酒とお醤油で調味。お好みでかいわれ大根や柚子の皮を。

出典:リビングえひめWeb

本来はチンゲンサイのような菜っ葉とブリを使うお雑煮。詳しい味付けがわからなかったのですが、すまし汁仕立てであったのは間違いなさそう。こちらも愛南町の海側のお雑煮。顆粒だしなど加えなくても魚だけでシンプルに美味しい。

カンパチの切り身は、塩をふりかけて10分ほどおき、ドリップを拭き取った後に熱湯をかけたものを使用します。この処理と多めのお酒、醤油をしっかり効かせると生臭みがでません。気になる方はかいわれ大根や柚子を。

・麦味噌雑煮(丸餅)

白菜、にんじん、大根、あげまき、ねぎ
顆粒だしと麦味噌で調味。お好みで柚子胡椒や七味、柚子などを。

出典:リビングえひめWeb

あるところでは麦味噌を使う、と聞いたのですがこれも詳しい内容がわからず。麦味噌を使うならば豊かな香りを味わいたい。できるだけシンプルな材料で作ってみました。麦味噌は油分と相性が良いと感じるので、脂の乗ったブリや鯛などお魚をいれても美味しいと思います。


番外編・今年のお雑煮

・フリーダム鍋雑煮(角餅)

牛・豚・鶏をしゃぶしゃぶしたお汁に白菜、にんじん、大根、春菊、ごぼう、厚揚げ、お豆腐、ねぎ、かまぼこ、しいたけ、えのき、舞茸など。醤油と顆粒だしで調味し、お餅を入れて煮る。

出典:リビングえひめWeb

味付けを変えるとアレンジお雑煮に。
+牛乳×バター×チーズ(スープの素やコンソメをいれて味を調整しても◯こっくり洋風)
+カレー粉×トマトペースト×ニンニクと生姜(ルーでも◯お正月に恋しくなるカレー味)
+柚子の果汁やポン酢×大根おろし×海苔(食べ疲れしないあっさり味。千葉では青さ海苔、島根では岩海苔をいれたお雑煮もあるそうです)
+パクチー×ナンプラー×レモン×干しエビ(エスニック風には焼いたお餅が合うかも)
みんなで集まる時はトッピングや調味料を卓上に出しておいて、各々好きな味付けで食べるのも楽しそう。

今年の年始は実家で過ごしたので、久しぶりに母のお手製お雑煮です。いつもとは全然違うレシピなのに不思議と母の味。レシピが変われど「その人」が作る味というのは、案外変わらないのかもしれませんね。 ごちそうさまでした。

おうちの味。自分の味。えひめで生きるみんなのお雑煮。

出典:リビングえひめWeb

以上、2025年のえひめのお雑煮記でした。 みなさまの思うお雑煮はどんな味ですか? オリジナルな味があるのも、気分転換で違う味にしてみるのも素敵ですよね。

諸説ありますが、鏡開きは健康で幸せな一年を願う行事。お雑煮はもちろん、お餅の新しい使い方に挑戦するにも面白いと思います。どうぞみなさまにとって素敵な一年になりますように。

まだまだ寒い日が続きます。季節を楽しみながらご自愛ください。

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