【3連休の天気】冬将軍は「もう疲れた」？気温は平年並みか高めに　北海道の天気予報／2025年1月10日更新

北海道のあす1月11日(土)からの天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・1か月予報 冬将軍は「もう疲れた」？
・あすからの北海道の週間天気予報
・3連休の札幌の朝昼晩の天気

これからの雪は

北海道内は荒れた天気が続いています。動きの遅い低気圧の影響が長引いています。

これから降る雪の量です。おととい8日から80センチくらいのドカ雪となった宗谷南部の中頓別町ではほとんど雪は降りません。雪の中心は石狩湾周辺やオホーツク海側に移ります。斜里岳周辺で20センチくらいの他は10センチくらいで、極端な大雪にはならないでしょう。

1月11日（土）の北海道の天気と気温

背景は10日午後5時10分頃の紋別情報カメラ

11日の天気と気温です。
道央やオホーツク海側は雪が降りますが、その他は広く日ざしが出ます。気温は平年並みか高めです。

1月11日（土）の北海道の時間ごとの天気

背景は10日午後5時10分頃の函館情報カメラ

10日の函館は夜景がくっきり見えますね。
3連休は多くの観光客でにぎわいそうです。連休初日のあす11日は晴れそうです。

背景は10日午後5時10分頃の函館情報カメラ

11日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽は日中にかけて雪が降るでしょう。倶知安も午前中は弱い雪が降りますが、函館や浦河はよく晴れます。

背景は10日午後5時10分頃の函館情報カメラ

道北・空知です。
稚内や留萌は曇るでしょう。旭川や岩見沢など内陸は晴れ間が出ますが、朝の冷え込みが強まり、旭川の最低気温は‐13度です。

背景は10日午後5時10分頃の函館情報カメラ

道東・オホーツク海側です。
道東は晴れて空気が乾燥します。オホーツク海側は昼頃まで雪が降り、根室でも明け方は雪がちらつきそうです。

冬将軍は「もう疲れた」？

今後も大雪の日が多くなるのか気になりますが、9日に発表された1か月予報を見ると…冬将軍は「もう疲れた」と言っています。

冬将軍は12月の寒さで力を使い果たしたのか、この先は冬型の気圧配置が続かず、寒気の影響を受けにくい見通しです。

気温は高め、降水量は特に日本海側で平年より少ない予想です。ツルツル路面が発生しやすくなります。

また、これから各地で冬のイベントや流氷観光シーズンになりますが、影響が出てしまう可能性もあるので、こまめに情報を確認して下さい。

札幌のスキー場は雪不足と言われていますが、心配な状況が続きそうですね。
札幌ではこの3連休は、穏やかな天気になりそうですよ。

1月11日からの北海道の週間天気予報

背景は10日午後5時10分頃の札幌情報カメラ

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日曜と月曜も広く日ざしが出ます。大雪になった道北では、連休中に除雪作業をされる方も多いと思いますが、周りの安全確保をしたり、複数の人で作業したりしてください。

背景は10日午後5時10分頃の札幌情報カメラ

つづいて、太平洋側です。
道東を中心に晴れて空気の乾燥が続きます。火の取り扱いに注意して下さい。朝晩は冷え込みますが、日中はプラスの日が多くなります。

11日（土）からの3連休の札幌の天気

背景は10日午後5時10分頃の札幌情報カメラ

成人の日のお天気はどうでしょう。
11日（土）からの3連休の札幌の天気をもんすけでお伝えします！

日曜日は晴れ着を着ていますが、天気は穏やかそうですね。
気温は0度くらいで歩道はツルツル、車道は少し水たまりができそうです。足元が汚れないように気を付けて下さい。

月曜は3月並みの3度まで気温が上がります。

鏡開きをイメージして、児玉気象予報士が描いた「鏡餅サン」

雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。

文・イラスト： HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※10日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU