岡本翔子の星占い【牡牛座】2025年の運勢キーワードは“継続は力なり”

4月20日～5月20日生まれ

2025年は牡牛座にとって大きな星の動きがあります。それは2018年から約7年間も居座っていた天王星が、夏には牡牛座を後にすることです。

変革の星と呼ばれる天王星は、ゆっくりと時間をかけて、あなたが信じていた安心神話を大きく壊したはずです。

その7年の中にはコロナ禍がすっぽりと入っています。たとえば安定した職業についていたはずなのに失業の憂き目に遭うとか、会社勤めからリモートワークが可能になるとか、予測もつかない方法で、あなたの価値観をひっくり返す出来事があったはずです。

そのおかげというか、大抵の事では驚かないマインドを手に入れた牡牛座もいるでしょう。また昨年前半は幸運の象徴、木星があなたに、人間関係の広がりや新しい可能性を示してくれたはずです。

ところが木星が牡牛座から去った昨年後半は、軽い燃え尽き症候群に襲われて、仕事も私生活もさして目標もないまま、2025年を迎えてしまった人も多いはず。

それどころか「昨年に幸運な出来事などなかった」と不満を抱えている人もいるかもしれません。

2025年は心機一転、今一度自分の人生に真面目に向き合うよい時期です。今年のキーワードは“継続は力なり”。仕事も生活も今あるものをしっかりと続けていくことです。

また今後の資産を築くにはどうしたらよいか。貯蓄はそのまま寝かしておくより、積極的に資産運用を考えてみましょう。

同時に真の贅沢を味わうのにもよい時期です。老舗と呼ばれる店での買い物や食事などが、あなたの中でよい経験として残るとき。

愛情面はやや停滞気味ですが、恋人たちはいろんな出来事を共有して、共通の思い出を増やしてください。

6月は愛情を司る金星が牡牛座に入り、恋の季節が始まる人もいそう。

2025年も後半となると、物事が動き始めます。気分も開放的になり、フットワーク軽く動けるようになります。今のうちから旅行の計画などを立てておくとよいでしょう。

そしていよいよ7月7日には天王星が牡牛座から移動します。過去7年間を振り返り、自分なりの区切りをつけるよい機会です。恐らく今後の新しい目標も見えてくるでしょう。

安定した収入があれば人生安泰だという、前時代的な価値観が揺らぎそうな今後7年。実際、この先のあなたの金銭面はアップダウンが激しくなります。

定期的なお給料以外に、アイデアを生かした発明、全く新しい業種から収入を得ることなども考えてみましょう。

また将来、値が上がりそうなアートに投資する、また田舎に家を買ってエアビーを始めるというようなことも、今よりも自由になれる道です。

理想と芸術、嘘と欺瞞を象徴する海王星が動くと、現実と夢との境界線が甘くなります。

牡牛座は基本、リアリストですが、春以降は困っている人に同情したり、現実逃避の傾向も強まります。

「私は騙されない」と豪語していても、世界を自分の都合よく見てしまうので、SNSなどで出会うロマンス詐欺などに引っかかる危険性も。

そして“虐げられた人を救う”と謳う、怪しげな寄付金活動などにも関わらないほうが賢明です。

岡本翔子（おかもとしょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE

岡本翔子の星占い 【牡牛座】2025年の運勢 キーワードは“継続は力なり”