助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、助産師目線で選んだ出産後に絶対使える出産祝いグッズについてマンガでご紹介します。「出産祝いは何がいい?」と聞かれたときにぜひリクエストしてもらいたい物をピックアップしています!
今、妊娠中の方は親しいお友だちや家族などに「出産祝いは何がいい?」と聞かれることがあるかと思います。今回は、助産師がおすすめする「これを出産祝いにリクエストしてほしい!」という物を5つご紹介します。
お家で使える! 簡易抱っこひも・スリング
新生児のころは、布団に置くと起きてしまい、ずっと抱っこで大変……ということがあります。新生児期から使える袋型のスリングや布タイプの抱っこひもは、ママの腕や体への負担の軽減だけでなく両手もフリーになりとても重宝します。
通常の抱っこひもより洗いやすく乾きやすい物が多く衛生的です。衛生面から、外で使った物を家の中でも使うことに抵抗がある方にもよいかと思います。
値段も1万円以下のリーズナブルな物も多く、おねだりもしやすいのです。普段は避けがちな、ポップな柄物や自分のお気に入りのデザインを選ぶのも楽しく、産後落ち込みやすいママの気持ちもアップさせてくれますよ。
離乳食作りに大活躍! ブレンダー・ミキサー
離乳食時に必要な野菜やおかゆのペーストもあっという間にできて、とっても便利です。野菜のポタージュなども簡単にできます。
包丁とまな板がなくてもみじん切りやスライスができる物もあり、赤ちゃんのお世話の合間に作るときも安心です。育児中、料理に時間がかけられないときの家族の食事作りの時短にもなります。
毎日の食事作りや離乳食作りの時短に! 圧力鍋
時間がかかる茹で野菜や、煮込み料理もあっという間にできてしまいます。離乳食作りの時短にもなり、豚汁やスープ、カレーなどの時間がかかる煮込み料理なども短時間で作れて、日々の調理時間が短縮されます。
通常、料理中や火がついているときは、ガスコンロの近くにいないといけませんが、圧力鍋の良いところは、圧力がかかったら近くにいなくても大丈夫なところです。赤ちゃんのいるママには大助かりです。
授乳クッションにも使える! 大きめな抱き枕
授乳クッションは長期間使用するとへたってきたり、授乳が終わると使い道がなくなったりすることがあります。
大きめな抱き枕の場合は、妊娠中に抱き枕として長期間使えるだけでなく、授乳以外でも丸くして赤ちゃんを寝かしておく簡易的な寝場所にできたり、寝返り防止で脇に置いたりなど、いろいろな使い道があります。
かわいいだけではなくロングユース! ベビー用ケープ
ベビー用のケープは、赤ちゃんの腕を袖に通さなくてもよいので、抱っこひものときもベビーカーに乗せているときもさっと脱ぎ着できます。
肌寒くなった秋ごろから春ごろまで使用でき、サイズがフリーなので3歳ごろまで長く使えます。動きが活発になった時期に脱ぎ着しやすいアウターは、ママにとってありがたいものです。ケープというと女の子のイメージがありますが、色やデザインによっては男の子が着てもすてきです。
比較的、長期間使用できる物や、育児や家事の時短になる物をご紹介しました。お祝いは赤ちゃんの物になりがちですが、ママの負担が少しでも減る物だとさらにうれしいですよね。
作画:はたこ
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。
ベビーカレンダー編集部