「井之脇海×上川周作」＆「窪塚愛流×篠原悠伸」の2チームで上演　モチロンプロデュース「ボクの穴、彼の穴。W」がTV初放送

【動画】戦場に残された敵対する若い兵士の二人が新たな未来へと踏み出す物語…「ボクの穴、彼の穴。W」予告映像

モチロンプロデュース「ボクの穴、彼の穴。W」がCS放送「衛星劇場」にてテレビ初放送される。「ボクチーム／井之脇海・上川周作ペア」は1月18日(土)午後5:00から、「彼チーム／窪塚愛流・篠原悠伸ペア」は1月25日(土)午後5:00から放送。

二人芝居を二組のキャストで上演

松尾スズキが初めて翻訳したフランスの童話作家デビッド・カリ著・セルジュ・ブロック絵の絵本『ボクの穴、彼の穴。』(千倉書房)が原作の二人芝居を、演出家・ノゾエ征爾が初演再演に引き続き作・演出を務めた。

今回は「ボクチーム／井之・上川ペア」と「彼チーム／窪塚・篠原ペア」の2チームで上演。2チームが交互に上演することで、それぞれの俳優の魅力がより鮮明になった。

「ボクの穴、彼の穴。W」あらすじ

戦場に残された敵対する二人の若い兵士“ボク”と“彼”。二人は同じく穴の中で息をひそめて相手の出方を探っている。ボクが頼るものは戦場に向かう時に渡された1丁の銃と“戦争マニュアル”。そのマニュアルには、「敵は血も涙もない、本当のモンスターだ」と書かれている。

二人は空腹に耐え、星空に癒され、家族を想いながら、もう随分長く独りぼっちだ。やがて限界が訪れ、ボクは相手の穴に向かう。「敵を殺さなければならない。でないと敵に殺されるからだ」。

敵の穴に到着したボク。そこに敵の姿は無く、見つけたものは自分が持っているものと全く同じ“戦争マニュアル”。そこには“ボクがモンスターだ”と書かれている。衝撃を受けるボク。「ボクは人間だ！モンスターじゃない！ウソばかり書いてある！」

そしてもう一つ見つけたものは、家族写真。楽しい温かい家族写真だ。ボクは想像する。こんな家族が待っている人間が、女や子供を殺す？ボクと彼は、同じウソをつかれているということだろうか。