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「厄年は迷信」とは言い切れない…女性は意外なことが厄落としに!?具体的なアクションを紹介!

  • 2025.1.10

日本だけではない!世界のさまざまな国でも行われている厄年

日本だけではない!世界のさまざまな国でも行われている厄年
日本だけではない!世界のさまざまな国でも行われている厄年

わざわいが起きやすいといわれる「厄年(やくどし)」。科学的根拠のない迷信だと思う人もいるかもしれませんが、「何かあったらどうしよう……」と不安になる人も多いはず。そこで、2025年に厄年を迎える人のために、厄年の解説と期間中にやるといいことを紹介します。

厄年とは、災難や不幸などのわざわいが多く降りかかるとされる年齢のこと。現代日本では、女性は19歳、33歳、37歳、男性は25歳、42歳、61歳が厄年とされており、上記の年齢を「本厄(ほんやく)」、前年を「前厄(まえやく)」、翌年を「後厄(あとやく)」としています。中でも女性の33歳と男性の42歳は「大厄(たいやく)」で、特に気をつけるべき期間だとされています。でもここで注意すべきは、この年齢は数え年であり、満年齢ではないことです。数え年とは生まれた年に1歳として、新年を迎えるたびに1歳ずつ年齢を足していく数え方。間違える人が多いため、必ず生まれ年で確認するようにしてください。

上記の年齢を厄年とするのは日本独特の風習ですが、日本以外の国にも厄年は存在します。例えば、中国では自分が生まれた十二支の年を厄年とし、厄除け効果のある金色や赤色のものを身につけます。イギリスでは男性は4がつく年齢、女性は7月つく年齢が厄年です。厄年の人は年齢と同じ数の木の実を集め、3日3晩外軒先に吊るして干した後、近所の人を集めて庭先で燃やして厄落としをするそう。スペインでは女性は14歳と34歳、男性は24歳と44歳が厄年とされ、年齢と同じ数の馬肉片を食べ、夜中踊ることで厄落とします。そのほか、エジプト、トルコ、タイなどでも厄年に厄除けや厄落としを行う風習があります。

お祓いを受けるのは新年ではなくどうして立春前後?

お祓いを受けるのは新年ではなくどうして立春前後?
お祓いを受けるのは新年ではなくどうして立春前後?

自分が厄年に当てはまり、わざわいが降りかかるのではないかと心配している人は、神社や寺院でお祓いを受けて厄を落としてもらいましょう。厄年のお祓いは一年中受けることができますが、旧暦で一年の始まりである立春前後に行くといいとされています。これは厄年の考え方が中国由来の陰陽論に由来しているため、同じく陰陽論がベースとなっている干支暦(かんしれき)で見るからためです。干支暦の1年は立春から始まることから、新しい年を迎える2月4日(2025年の場合は2月3日)前後にお祓いを受けるといいいとされているのです。

厄年は干支暦で見るため、1月1日から2月3日(年によって2月2日)に生まれた人は、生まれ年で厄年を判断するのではなく、その前年が厄年と考えたほうがいいかもしれません。ただ、この考え方は厄落としや厄払いを受ける神社や寺院、はたまた地方によって異なります。該当する人は、厄落としや厄払いを受ける予定のある神社や寺院に早めに確認しておくといいでしょう。

女性は意外なことが厄落としに!?厄年にやるといいこと

女性は意外なことが厄落としに!?厄年にやるといいこと
女性は意外なことが厄落としに!?厄年にやるといいこと

神社や寺院で厄落としや厄払いの祈祷を受ける以外にも、厄を落とす方法はあります。それは、厄除けの品を身につけること。厄除け品として知られているのが、ネクタイやマフラー、スカーフ、ベルト、ネックレスなど長寿を連想させる長いものや、七色のもの。七色のものは7つのわざわいから身を守り、7つの幸福を招くといわれています。また、うろこ模様のものを身につけるのもおすすめ。うろこ模様は、生命力の象徴である蛇を連想させるため、厄払いや魔除けの力があるといわれているからです。

また、厄年を迎えた人は家族や親族、友人などを招いて食事会を開く習わしがあります。これは、親しい人をおもてなしすることで、厄を持っていってもらうという意味があります。地域によっては、近所に赤飯や餅を配って厄を落とすこともあるようです。

不要なものを処分することも厄落としの方法として有効。長年使っていないもの、壊れているものなどには悪い運気が溜まっているといわれるため、不要なものを処分することで厄を払うことができ、運気の流れがスムーズになると考えられています。

厄年の期間に結婚や入籍することにためらう人もいるかもしれませんが、問題ないので予定がある人は不安になる必要はありません。それどころか、人生が一度リセットされるため厄落としになるのだとか。ただ、新婚旅行で海外へ行ったり、家を購入したり、大きな行動は避けたほうがいいでしょう。女性に関していえば、出産することで子どもと一緒に厄も産み落とすことができると言われています。

古代中国で始まり、形を変えながらも何千年もその風習が続く厄年。科学的根拠はありませんが、「そんなのは迷信」として片付けてしまってはいけないような気もします。厄年の年齢は、社会における立場が変わったり、結婚出産を迎える時期であったり、病気をしやすい年齢であったりと、人生の大きな節目を迎えるときでもあります。そんなときこそ、自分が納得する厄落とし、厄払いの方法を行うことで、安心して暮らせるのかもしれません。

(水浦裕美)

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