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唐沢寿明“庵野”が資産を守る大富豪一族、「子供まで裏の顔?」と驚き広がる<プライベートバンカー>

  • 2025.1.10
黒い雨傘に黒縁メガネ…ビジュアルからも謎めいた庵野(唐沢寿明) (C)テレビ朝日
黒い雨傘に黒縁メガネ…ビジュアルからも謎めいた庵野(唐沢寿明) (C)テレビ朝日

【写真】庵野(唐沢寿明)に天宮寺(橋爪功)を紹介する富豪として前澤友作氏が演技初挑戦

唐沢寿明が主演を務めるマネーサスペンスドラマ「プライベートバンカー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第1話が1月9日に放送された。資産7000億の大富豪一族のプライベートバンカーになることが新たに決まった庵野(唐沢)。その一族の面々の怪しさにゾクゾクする展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”プライベートバンカーの活躍を描く

プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。

唐澤は、圧倒的な金融知識と人脈を持つ“悪魔的”凄腕プライベートバンカーの庵野甲一を演じる。ビジネスの助言から家族間のもめごとまで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら何でもやる存在。相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと、ときに罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく。

庵野に一族のプライベートバンカーになることを依頼する資産7000億の大富豪で、外食業界のトップに君臨する「天宮寺アイナグループ」社長・天宮寺丈洋を橋爪功、経営の実権を握る副社長・天宮寺美琴を夏木マリ、天宮寺家の長男・努を安井順平、その妻・果澄をMEGUMI、天宮寺家の長女・沙織を土屋アンナ、天宮寺家の次男で民自党議員の昴を吉田ウーロン太が演じる。また、庵野が信頼する助手・御子柴修に上杉柊平、庵野との出会いをきっかけに金融知識を身につけていくだんご店の二代目社長・飯田久美子に鈴木保奈美が扮(ふん)する。

大富豪の最初の依頼は、だんご屋を救うこと!?

庵野が新たに担当することになった丈洋の最初の依頼は、こよなく愛するだんご店の窮地を救ってほしいというものだった。

亡き母から店を継いだ久美子は、店を継続するための融資を銀行の担当者・東堂(袴田吉彦)に相談したところ、投資を提案された。だが、その後、投資先の企業が経営破綻し、5億円もの借金を背負うことになってしまったのだ。投資詐欺だった。

庵野と助手の御子柴の調べで、詐欺の裏には食品メーカーの大手、宇佐美食研の社長・宇佐美卓也(要潤)が絡んでいることが判明。なんと久美子は、卓也の父の隠し子で、遺産を手にする権利があった。その遺産というのが、時価にして5億円。卓也は遺産を手にした久美子がそのまま借金を返済することで、5億円を回収できるというスキームを作り上げていたのだ。

大富豪一族の裏の顔?ラストは衝撃展開

卓也の不正行為を突きつけながら、久美子の負債はチャラに。見事に丈洋の期待に応えた庵野は、次なる依頼を受ける。自分の命が長くないと悟っている丈洋は、じきに7000億を超える資産を巡って一族で争いが起きると確信し、資産を守ってほしいというのだ。

いまは高級老人ホームで暮らしている丈洋は庵野を伴って、妻である美琴の誕生日会が開かれている自宅へ。庵野に丈洋が「じきに戦争が起きる」と密かに告げたとき、美琴らが1人ずつカメラに映し出されると、誕生日会のイベントを見てほほ笑んでいるのに、裏に潜む恐ろしい表情が浮かび上がる演出がされた。

大富豪一族による骨肉の争いの本格化に引き付けられるが、視聴者を驚かせたのは沙織の息子・海斗(川原瑛都)も悪い表情を見せたことだ。絶対的権力者である美琴が溺愛する海斗は小学生だが、彼にも何か企みがあるのか。SNSで「子供まで裏の顔をもってるとは」「子供もなの!?」と驚きが広まっていたラストを、さらなる衝撃が襲った。誕生日会に遅刻している努が、街中で血まみれで倒れていたのだ。

顧客のために暗躍する庵野。グレーヘアに黒縁眼鏡というビジュアルに、黒い傘を愛用し、口ぶりは穏やかで振る舞いは紳士的というところが、いっそう怪しさを際立たせる。いい人も悪い人も、数々のキャラクターを演じてきた唐沢の表現力が存分に活きる。

「あなたのそばでお金のことを学ばせてください。なんでもしますから!」と頼み込んで庵野の助手になった久美子の目線を通して、今後は金融知識に触れることができるだろう。サスペンスとしての面白さもありながら、“悪魔的”な庵野の手腕が楽しみだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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