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グルマン温故知新:青山一丁目〈AVIS de VIN FORT〉ワイン生産者のダイニングのくつろぎを再現

  • 2025.1.25

AVIS de VIN FORT(青山一丁目)

ワイン生産者のダイニングのくつろぎを再現

クラシックからナチュラルまで、約200生産者のワインを輸入するインポーター〈テラヴェール〉のレストラン。オープンキッチンと大テーブルが中心の店内は、ワイナリーのダイニングのイメージだ。膨大なワインが眠る自社セラーから、季節や熟成に合わせた飲み頃80種前後を常時店内に揃える。

オープンキッチンでゲストを迎える井原シェフ(左)と瀧本シェフ。
12人がゆったりと座れる巨大なテーブルが中心の空間。

幅広いワインに合わせ、厨房もダブルシェフ体制だ。井原摩耶シェフはフレンチ、瀧本貴士シェフはイタリアン出身。それぞれのジャンルに則しながら縛られず、旬の食材とワインに寄り添う料理でもてなす。軽く飲むのにぴったりのタパスから、少しいいワインを開けたくなる香り高い肉料理、締めに食べたいパスタまで、ツボを押さえた品書きが嬉しい。

ソムリエは、銀座〈レカン〉や自由が丘〈リストランテ モンド〉(現在は閉店)を経たベテラン、田村理宏さん。基本を踏まえ、時に遊び心を加えたグラスサービスが、ワインを楽しむ店によく似合う。

有名なミラノ風ではなく、ボローニャ風のカツレツ。揚げた牛ヒレ肉を鶏のブロードと生ハムと共に盛り付けた“ザ・肉の集会”、贅沢かつボリューミー。同地域の名産品、パルミジャーノ・レッジャーノチーズもたっぷり。ボローニャ近郊産地ではなく「重すぎないピノ・ノワールと」と田村さん。4,500円。
石川県産の稀少な黒イチジク・黒蜜姫(ビオレソリエス)の蜜のような甘さを楽しませる前菜。軽く燻製をかけた自家製鴨ハムとリコッタチーズを添えて。乾杯のシャンパーニュや酸味のあるロゼと。2,200円。
レモンピールのほろ苦さと、青唐辛子のピリ辛味が絶妙なシンプルパスタ。締めにさらりといけるスパゲッティーニで。イタリア産のツナを添えて。ドライなスパークリングと合わせ泡締めもよし。2,800円。

Information

AVIS de VIN FORT

〈アヴィ ド ヴァン フォール〉
住所:東京都港区南青山2−5−7 バイオフィリアプレイス南青山1F
TEL:070-3269-4509
営:18時~21時30分LO
休:土曜・日曜・祝日

東京メトロ・都営地下鉄青山一丁目5番出口から徒歩2分。2024年10月16日オープン。サービス料10%。現金の使用不可。電話での予約受付時間は13時~22時。自社輸入ワインはイタリア、フランスが中心で、スペイン、ジョージアを加え4ヵ国約2,500アイテムに及ぶ。不定期で生産者来日イベントも開催。

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