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賀来賢人、「今日から俺は!!」など強烈コメディー演技で脚光…原案・プロデュース作品も話題に 「ライオン・キング」最新作ではシンバ続投

  • 2025.1.10
賀来賢人 ※2024年ザテレビジョン撮影
賀来賢人 ※2024年ザテレビジョン撮影

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コメディー、サスペンス、ヒューマンドラマなど、オールジャンルをこなす売れっ子カメレオン俳優・賀来賢人が、2024年12月より劇場公開されているライオン・キング」シリーズ最新作「ライオン・キング:ムファサ」の超実写プレミアム吹替版にて、前作でも声を担当したシンバ役を続投。前作同様に王様となったシンバを魅力的な声で演じている賀来だが、最近では演技のみならずプロデュース業も手掛けるなど、マルチな才能をいかんなく発揮している。今回はそんな賀来のこれまでのキャリアを代表作とともに紹介しよう。

コメディーの“鬼才”福田雄一作品の強烈キャラで人気に

1989年7月3日生まれ、現在35歳の賀来は2007年に映画「神童」で俳優デビュー。初期の頃の賀来といえば、ドラマ「太陽と海の教室」(2008年、フジテレビ系)、「タンブリング」(TBS系)、「Q10」(ともに2010年、日本テレビ系)、「アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜」(2011年、テレビ朝日系)といった学園ドラマに出演し、同世代の俳優たちと“青春”を送っていたイメージも強い。主人公役でなくともメイン生徒の一人など、高身長に端正なルックスも相まって目立つキャラクターを演じることも多く、気になる存在だったという視聴者も多いだろう。

しかし、なかなか大ブレイクする機会が訪れず、下積み時代も長かった賀来。転機となったのは数々のコメディー作品を生み出してきた福田雄一監督と出会い、彼が手掛ける作品でインパクトの強いキャラクターを演じ、コメディーセンスを開花させたことだろう。

福田監督作の常連俳優といえばムロツヨシや佐藤二朗といった個性豊かで芸達者な役者たちがそろっており、賀来はドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011年、テレ東系)の第11話に警察官役で出演したことをきっかけに、ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(2017年、日本テレビ系)では意識高いサラリーマン・池杉に扮(ふん)しながら強烈な“顔芸”をあまりにもナチュラルに披露し、同年公開された映画「斉木楠雄のΨ難」では山崎賢人演じる主人公・斉木楠雄の癖の強いクラスメート・窪谷須亜蓮役を務めるなど、次々と“福田組作品”に出演。

コツコツ努力を重ねて培った演技力、元のビジュアルの良さとの相乗効果で個性的なキャラクターの魅力を120%引き出し、徐々に頭角を現す。

さらにドラマ「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)では、主人公の三橋貴志役に抜てきされ、振り切った演技でどんな手を使っても勝てばいい、という悪知恵たっぷりの愛すべきツッパリ・三橋をチャーミングに好演。後に映画化もされるほどの大ヒットとなり、今も続編を希望する声が寄せられている。

“福田作品”で視聴者を爆笑させる一方で、彼の代表作の一つとしてドラマ「Nのために」(2014年、TBS系)の存在も忘れられない。同作は作家・湊かなえ原作のとある夫婦殺害事件現場に居合わせた男女4人を巡る純愛ミステリーで、賀来は榮倉奈々演じる主人公の杉下希美の大学の友人・安藤望を演じた。

登場人物全員の人生が複雑に絡み合い、濃厚な人間ドラマとサスペンスが重なり合った作品で、賀来は夫婦殺害事件の鍵を握る重要な役割を担うことに。シリアスな演技でも“賀来賢人ここにあり”、を印象付けた。なお、2016年には同作で共演した榮倉と結婚したことを発表した。

プロデューサーとして新たなキャリアを刻む

2022年からは長年所属した事務所を退所し、フリーランスとして活動を開始。2024年には主演兼原案を務めたNetflixオリジナルシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」が配信された。

賀来自身が企画書をNetflixに持ち込んだことから発足したこのプロジェクトに、プロデューサーという立場であり原案、主演として携わり、役作りとしてもアクションの体得や体重増量など、全身全霊を込めて作品と向き合っている。同作はNetflixの「今日のシリーズTOP10」において、日本をはじめ世界16の国と地域で1位を獲得し、世界92の国と地域でTOP10入りを果たしたことも話題になった。

そんな世界が認めるマルチな才能を持つ賀来は、2019年公開の超実写版映画「ライオン・キング」(ディズニープラスで配信中)の主人公・シンバ役をオーディションを経て声優として出演しており、「ライオン・キング」の“はじまりの物語”を描いた最新作「ライオン・キング:ムファサ」でもシンバ役を続投している。

前作時、初めての声優挑戦だった賀来は自信のなかったシンバが王へとなっていく様を見事に声で表現。劇中歌で力強い歌声を披露していたこともあり、賀来“シンバ”と再び会えることにワクワクしたファンも多いだろう。

本人も、続投決定の情報解禁時には「再びシンバを演じることができてとてもうれしい気持ちです。また『ライオン・キング』は私にとって初めての声優でのお仕事でしたので収録しながらも、懐かしさや緊張感、興奮が一気によみがえってきました。さらに壮大になった“ライオン・キング”を皆さまぜひ楽しんでください」とコメントを寄せた。

SNSで見せる飾らないプライベートの姿も魅力的だが、俳優、声優、プロデューサーとして今後も世界を股にかけて活躍し、さらに進化を遂げるであろう賀来の次なるフィールドが楽しみでならない。

◆文=suzuki

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