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自分と同じ漫画家志望のスタッフと遭遇! 3年たっても完成しない漫画を彼女が描き続ける心情とは?【漫画家インタビュー】

  • 2025.1.9

耳かき専門店での勤務経験を基にしたオリジナル漫画をSNSで発信する森民つかさ(@uouououoza1)さん。自己否定という“沼”に浸かってしまっている漫画家志望の主人公が耳かき専門店で働き始め、さまざまな想いを抱える客たちとの出会いを通じ、強すぎる自己否定感と向き合っていく姿を温かいタッチで描く。耳かき専門店の知られざる裏側とは。著者の森民さんに、第15話についてお話をうかがった。

漫画家を夢見る主人公は、アルバイトではミスを多発して長続きせず、漫画家としての活動も低迷し、深い自己否定の“沼”に浸かっていた。そんな時に「耳かき専門店」で働きはじめ、だんだん慣れてきた頃、人手不足からヘルプで系列店に出勤することに。そこで偶然、同じ漫画家志望のスタッフと出会う。

運命を感じた、自分と同じ漫画家志望の人との出会い

――同じ目標を持った方と出会う展開は興味深かったです。当時の様子を教えてください。

本当に驚きました。まさか耳かき店で一番仲がいい人が、同じ漫画活動をしているとは思ってもみませんでした。耳かき店で働いてよかったーと思いました(笑)。

実際(作中で登場した)わらびさんもとても驚いていましたし、その後も好きな漫画の話をしてめちゃくちゃ盛り上がりました。好きな作家さんも同じで運命を感じてしまいましたね。

――エピソード的には漫画制作の大変さが伝わる内容ですが、ご自身の実感や経験も盛り込まれているのでしょうか?

そうですね。盛り込んでしまっています。熱が入ってしまい、やけにリアリティが出てしまいました……(笑)。

――主人公の漫画への想いが伝わるストーリーでしたが、森民さんの漫画活動の原動力は?

読者の皆さんからの反響や感想ですね。そこに尽きると言っても過言ではないです。

出版社へ持ち込みをしていた頃の話ですが、自分が表現したかったこととは違う感想を担当編集さんに言われる場合も多くて、伝えることはとにかく難しいと学びました。なので、しっかり感想やフィードバックをもらって、読者が感じたことと自分が意図したことにズレがないかを確認するようにしています。

そして、慣れてきた今でも油断せずにやっていこうと考えています。

やる気はあれど、自己否定感で苦労する自分との向き合い方を実体験ベースに描いた『耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出す話』。森民さんの耳かき専門店での奮闘ぶりと発見の日々をご覧いただきたい。

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