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国内の新しいミュージアムガイド。〈下瀬美術館〉〈ニンテンドーミュージアム〉etc.

  • 2025.1.26
市谷の杜 本と活字館の館内

活版印刷の魅力を再発見する

市谷の杜 本と活字館(東京/市ケ谷)

活字好きにはたまらない、活版印刷と本作りにまつわる施設。1926(大正15)年竣工、「時計台」の愛称で親しまれた建物の、床のモザイクタイルの一部を残し、天井や柱のレリーフを再現した。そんなレトロな館内では、文字のデザインから母型の彫刻、活字の鋳造、印刷、製本までの工程を紹介し、貴重な活版印刷機や、活版印刷職人が実際に作業する姿も見られる。オリジナルのTシャツやポチ袋を作れる参加型ワークショップも見逃せない。

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市谷の杜 本と活字館の外観

市谷の杜 本と活字館(東京/市ケ谷)

2021年、〈大日本印刷〉の市谷事業所の再開発プロジェクトの一環で誕生した。2階の購買(ショップ)では、印刷や製本関連の書籍、活版印刷や本作りにまつわる商品を販売している。喫茶では企画展に合わせたメニューの提供もあり。

住所:東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
TEL:03-6386-0555
営:10時~18時
休:月曜・火曜
入場料:無料

2024年世界で最も美しい美術館

下瀬美術館(広島/大竹市)

©SIMOSE

ヴィラとレストランが一体となったアート複合施設〈SIMOSE〉に2023年開館。水盤に並ぶ10×10mのカラフルなキューブは、水の浮力で配置が変わる可動式展示室。建築家・坂茂が眼前に広がる瀬戸内海の多島美に着想を得たものだ。8つのキューブでは京人形・雛人形を中心とする日本の工芸、ガレをはじめとする西洋工芸、東山魁夷らの日本近代美術、マティスやピサロを中心とする西洋美術を展示。約500点の所蔵品をテーマごとに楽しめる。

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下瀬美術館の外観

下瀬美術館(広島/大竹市)

ユネスコによる建築賞「ベルサイユ賞」に2024年新設された美術館・博物館カテゴリーで最優秀賞を受賞。瀬戸内海の自然と調和した景観を一望できる望洋テラス、ガレ作品に登場する植物を植栽した「エミール・ガレの庭」も見逃せない。©SIMOSE

住所:広島県大竹市晴海2-10-50
TEL:0827-94-4000
営:9時30分~17時
休:月曜
入場料:一般1,800円

任天堂の歴史を体験できる

ニンテンドーミュージアム(京都/宇治市)

©Nintendo

ゲートの先にマリオの土管が見えた瞬間から、たちまち世界観に引き込まれる。ゲーム機の起動音が鳴り響くエスカレーターに乗り、まず到着するのは花札から始まった任天堂のもの作りの展示フロア。見る人ごとの思い出が蘇るような歴代の製品が並ぶ様子は圧巻。1階には「ビッグコントローラー」など製品と現代の技術を組み合わせた遊びを体験できる展示も。館内ところどころの、過去の製品を想起させるさりげない意匠も見逃さないで。

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ニンテンドーミュージアムの外観

ニンテンドーミュージアム(京都/宇治市)

2024年開業。1889(明治22)年に創業した任天堂が工場をリノベーションした。花札作りや実際にプレイする体験(有料、要当日予約)や、特別なアプリでオリジナルハンバーガーをオーダーできるカフェもある。©Nintendo

住所:京都府宇治市小倉町神楽田56
TEL:なし
営:10時〜18時
休:火曜休
入場料:大人3,300円。チケット購入は公式HPから(抽選予約制)。

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