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ワーママに小学校受験は無理ゲー? 1776人のお受験ママに聞いた、令和のリアルなお受験事情

  • 2025.1.9

小学校受験をする家庭といえば、「高収入な夫と、専業主婦の妻」というイメージがありました。子どものお受験を支えるのは、専業主婦であるママの役割というのが、一般的だったように思います。でも、そんなのはひと昔まえのこと。令和となった今では、お仕事をしているママも増えています。共働き家庭が増えた今、子どもの小学校受験をどう乗り越えているのか? 今回は、お受験ママ1776人を対象に「令和のリアルなお受験事情」を聞いてみました。

半数以上が働くママだった!

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お受験ママ1776人を対象にアンケートを取ったところ、専業主婦は34.2%(608人)、フルタイムやパートで働くママは65.8%(1168人)でした。なんと、働くママが半数以上という結果に!わが家の息子も小学校受験をして、現在は国立小学校に通っていますが、「お仕事をされているママも多いな」と感じています。ですが、ただでさえサポートが大変な小学校受験。お仕事をしながら子どもを支えるのは、並大抵のことではありません。

ワーママのお受験、いちばん大変だったことは?

家での学習時間が作れなかった

〈アンケートに寄せられたコメント〉「ペーパー学習の時間を確保するのが、毎日大変だった」「とにかく、時間が足りなかった」働くママ達にとって、最も大変だと感じていたのは、時間の確保。小学校受験では、ペーパー学習、面接対策などやることが多いため、「圧倒的に時間がなかった」と感じるママが多くいました。フルタイム勤務のママからは、「仕事が終わって、子どもと帰宅するのが18時半頃。それからプリントに取り組むと、子どもが疲れているので捗らない。時間との戦いだった」という声もいただきました。

仕事とのスケジュール調整

〈アンケートに寄せられたコメント〉「スケジュールを組むのが大変だった。説明会に参加するため、有給を使って仕事を休んだ」「唯一の休日を小学校の見学に充てていたが、その時に行けなかった塾の振替をどこにするか悩んだ」小学校受験では、毎週の通塾以外にも、学校見学や説明会など大切なイベントがあります。場合によっては、仕事を休まざるを得ないことも。「職場に迷惑をかけていることが辛かった」など、周囲に負い目を感じているママもいました。

家事との両立が大変だった

〈アンケートに寄せられたコメント〉「子どもが起きている時間は、お勉強のサポートに集中するため、子どもが寝た後に家事をしていた。体力的にハードだった」「仕事から帰宅後、晩ご飯を作りながらお勉強を見ていた」仕事と家事だけでも大変なのに、それに加えて、受験のサポート。しっかり見てあげたいと思えば思うほど、負担が大きくなっていきます。また、塾の送迎や受験関連のイベントが土日に集中するため、ゆっくり休む暇がないと感じているママもいました。

仕事と受験、どうやって乗り越えた?

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在宅ワーク&フレックス勤務

〈アンケートに寄せられたコメント〉「平日のお教室送迎のため中抜け。在宅ワークやフレックス勤務など、会社の制度をフル活用した」「収入は減りますが、時短勤務にした」最近は、在宅やフレックス勤務に対応している会社も増えています。通塾の時間に合わせて、仕事をうまく調整している方もいらっしゃいました。なんと、「子どもの塾を待っている間、膝の上にパソコンを置いて仕事をしていた」というママも! お仕事が忙しいママにとって、リモートワークは強い味方になってくれますね。

夫婦で協力した

〈アンケートに寄せられたコメント〉「夫婦で担当を決めて、完全分業していた」「平日に塾がある時は、夫と交代で仕事を休んでいた」共働き家庭の小学校受験は、夫婦の協力が欠かせません。「夫と2人で1人分だと割り切って、時間が取れそうな方が子どもの勉強をみていた」というご家庭も。夫婦でうまく連携が取ることが、令和のお受験を乗り越えるコツかもしれません。また、夫婦だけでは厳しいため、「塾の送迎など、祖父母の力を借りて乗り越えた」という声も多くいただきました。子どもの大切な小学校受験。家族総出でサポートできれば良いですね。

子育てサポートを活用

〈アンケートに寄せられたコメント〉「夫婦共にフルタイム。祖父母のサポートもないため、シッターさんや家庭教師に頼っていた」「お金はかかるが、必要経費」最近は、忙しい共働き夫婦を支えるための子育てサポートが充実しています。塾の送迎をシッターさんにお願いしたり、お勉強は家庭教師や個別指導に頼んだり。うまく利用することで、親の負担をできる限り抑えているご家庭もありました。

時間がなくてもできる! ワーママが活用する受験対策とは?

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生活や遊びの中に盛り込む

〈アンケートに寄せられたコメント〉「送迎の車で童謡を流したり、しりとりやクイズ、お話の記憶問題を出していた」「季節の植物や野菜を探すなど、遊びの中で受験対策になることを意識していた」小学校受験は、遊びや生活の中で対策できることがたくさんあります。忙しいワーママ達は、子どもを楽しく遊ばせながらも、随所に受験対策を盛り込んでいました。また、「直前講習の合間を縫って、自然が満喫できるグランピングに行った。面接でグランピングの思い出も話してくれたので、行ってよかった」という声も。家族での楽しいイベントも、少し意識することで、立派な受験対策になります。

アプリやYouTubeを活用

〈アンケートに寄せられたコメント〉「朝の準備でバタバタしている間に、子ども1人でアプリをやってもらっていたので助かった」最近は、小学校受験対策になるYouTubeやアプリもたくさんあります。送迎中や空き時間にサッとできることはもちろん、親が側でサポートしなくても良いので、忙しい共働き家庭にとって、とても便利なツールです。

ワーママの小学校受験は、不利なのか?

仕事と受験の両立は、とても大変。時間の捻出やスケジュール調整など、体力的にも精神的にも、辛いことがたくさんあると思います。ですが、アンケートにはこんな意見もありました。「仕事もしながらお受験対策もして、楽しかった。子どもも頑張っているから、私も頑張ろうと気合いが入った」「時間がない分、メリハリをつけて計画的にできた」ワーママは忙しい。でもだからこそ、時間をやりくりする中で、子どものことを真剣に考え、向き合えるのではないかと思います。夫婦で協力して乗り越えることで、家族の絆もより一層深まるのではないでしょうか。あなたのご家庭はどうですか? ぜひご意見を聞かせてください。

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Instagram:すみれ(@suuuumam0513)

著書:「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)

ブログ:お金をかけずに頭のいい子を育てる方法

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