大藤沙月＆平野美宇に期待される“中国勢撃破”　2024年躍動の両者が好スタートで上位争いに参戦なるか【WTTスターコンテンダードーハ】

卓球の「WTTスターコンテンダードーハ」は9日、女子シングルスの2回戦が行われる。上位シードに名を連ねている日本勢が続々登場する。
そんななか、初戦で中国勢との戦いを迎えるのが世界ランキング7位の大藤沙月（ミキハウス）と同12位の平野美宇（木下グループ）のふたり。幸先良いスタートを切り上位争いに絡んでいけるかは注目となる。

■大藤は第3シードで優勝も視界

2回戦からの出場となる大藤はシングルスでは早田ひな（日本生命）、張本美和（木下グループ）に次ぐ第3シードに名を連ねる。昨年は10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」で優勝し、世界ランキングも7位まで上げてきた20歳は、今大会でも優勝争いに絡む可能性はある。
そんな大藤は、初戦で対戦するのは世界ランキング44位の蒯曼（中国）。大藤と同年代の2004年2月生まれの20歳は2021、23年の世界ユース選手権で女子シングルスを制覇するなど、次世代を担う可能性を秘める。大藤がどのように立ち向かうかは興味深い。
また、第6シードとして出場する平野は世界ランキング40位の石洵瑶（中国）との戦い。平野は昨年の「世界卓球 団体戦」では決勝で王芸迪相手に勝利を収め、10月の「ITTFアジア卓球選手権」でも決勝の第3マッチで対戦した陳幸同を下している。要所で中国選手相手の強さが目立っており、2025年の国際大会初陣でも幸先良いスタートを切りたいところ。
2024年は新星として躍動を見せた大藤と、パリ五輪シングルスに初出場するなど充実のシーズンを過ごした平野。両者がドーハで中国選手相手にどのような戦いを見せるのか。