「デリケートゾーンの黒ずみは薄くできる？」原因と対策を産婦人科医師が回答

女性の体ならではの、ちょっとした悩みや疑問。病院に行くほどでないけど、専門家の意見を知りたい！そんな気持ちに応える、女性の体にちなんだ悩みについて産婦人科の先生に一問一答してもらう本連載。

今回は、デリケートゾーンの黒ずみについて。

黒ずみの原因は、下着やトイレットペーパーやバスタオルの摩擦の積み重ねです。また、かぶれを繰り返すと、色素沈着して黒ずんでしまうことも。

最近は、デリケートゾーンの脱毛（VIO脱毛）をしている方が多いので、黒ずみを気にする声も増えています。

日々の対策としては、保湿が挙げられます。デリケートゾーン用の保湿アイテムも多く出ていますし、専用でなくてもベビーオイルなどもいいと思います。ただし、腟内には使わないようにしましょう。

自由診療にはなりますが、レーザー治療やピーリングを行なっている皮膚科、婦人科クリニックがあるので、どうしても色を薄くしたいという場合はこういった治療を検討することも可能でしょう。

妊娠中に乳首の色が濃くなって産後には薄くなることがあるように、女性ホルモンの分泌が盛んなうちは黒ずみやすくなるので、年齢を重ねて女性ホルモンが減っていくと、黒ずみ方も落ち着く傾向にはなると考えられます。

東京医科大学産科婦人科学教室病院助教。医学博士、産婦人科医の指導医、生殖医療専門医、女性ヘルスケア専門医などを取得し、不妊治療や女性医学を得意とする。

Text:Saya Inoue