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台湾「國立故宮博物院」が来年100周年!おすすめ観光ルート10選など観光ガイド公開

  • 2025.1.9

國立故宮博物院は、「2024故宮好客 故宮へようこそ」観光ガイドを公開した。その中で、おすすめの観光ルート10選等を紹介している。

悠久の歴史を持つ中華文明の収蔵品

台北市士林区外双渓に位置する「国立故宮博物院—北部院区」には、悠久の歴史を持つ中華文明の粋が集められている。

主に宋、元、明、清代などの精美な中華文物を収蔵しており、それには青銅器や玉器、絵画、書法などが含まれる。また、各期ごとにテーマを設けて特別展を開催。

また、嘉義県太保市にある「國立故宮博物院南部院区(故宮南院)」は、「アジアの芸術文化博物館」として位置づけられている。

豊富なコレクションを有しており、各期ごとに特別展を開催。屋外の園区も見どころの一つで、各国のアーティストによるパブリックアートや、親子で楽しめるプレイグラウンドなどが設置されている。

院内と屋外のアートの交錯を通して、歴史や文化をより広い視野で捉えられるようになりそうだ。

来年設立100周年を迎える

そんな「故宮博物院」は、来年の設立100周年と「故宮南院」開館10周年を迎えるにあたり、「2024故宮好客」プロモーションプロジェクトを発表。プロモーション映像では、男女の主人公の視点で故宮南北院区を巡る様子を描いている。

貴重な故宮の文化財を鑑賞するだけでなく、北院の旅では、至善園で中式庭園の美しい景色を楽しんだり、大稻埕を散策しながら歴史的な街並みの独特な文化的雰囲気を感じることができる。

「故宮南院」の旅では、現代建築とアジア美術の融合を探索し、嘉義名物である鶏肉飯を味わい、さらに蒜頭糖廠のレトロなトロッコ列車に乗って懐かしい旅を楽しめる。

選りすぐりの10大観光ルートを紹介

今回公開されたガイドブックには、故宮の宣伝映像や中英日韓の電子観光マニュアルが含まれ、故宮の文化財や南北院区周辺の観光スポットとともに、選りすぐりの10大観光ルートが紹介されている。

さらに、日本や韓国の人気YouTuber「Harudaily」や「Uiland」が故宮を訪れる様子も紹介。

韓国のYouTuber「Uiland」は、ユーモアを交えて展示内容を紹介し、北院の至善園やレストランの三希堂、さらには多宝格ギフトショップを取り上げている。日本のYouTuber「Harudaily」は、繊細な視点で肉形石などの人気国宝を深く掘り下げ、台湾の必訪観光地やグルメをおすすめ。

両YouTuberの台湾訪問を通じて、故宮博物院の日本および韓国の若年層に対する認知度は一層高まっているという。

台北市政府観光伝播局と協力

また、故宮は台湾の「訪れるべき観光地」として、台北市政府観光伝播局と協力し、今年8月に東京で開催された「台北!ワクワク」記者会見に参加。

このイベントは、日本のメディアや観光客の大きな関心を集め、台北の多様な文化や深い観光魅力を広くプロモーションすることに成功した。

さらに、観光伝播局と日本の有名遊び予約サイト「アソビュー!」との提携により、故宮の人気割引プランが発売され、好評を得るとともに、販売成績も非常に好調だったそう。

現地発信の手厚い情報源として、台湾旅行の参考にしてほしい。

電子観光ガイド(観光攻略10選を含む):https://www.npm.gov.tw/Articles.aspx?sno=03013949&l=3 「故宮好客」宣伝映像(日本語吹き替え、繁体字・日本語字幕版):https://www.youtube.com/watch?v=G8n0-kF1pR8 日本の人気YouTuber「Harudaily」の動画:https://www.youtube.com/watch?v=2N_hyS2qsDk

(鈴木 京)

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