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寒い季節を楽しむ!冬のケベックで出合ったメープルタフィー

  • 2025.1.9

冬こそ旅したい場所

宿泊先は大自然の中のコテージ。

年末年始の休みを利用して、ケベック州で冬の旅を楽しんできました。寒さは厳しいですが、雪に包まれた美しい街並みが広がり、スキーやスノーシュー、雪の中のスパ、薪ストーブの前で過ごしたりと、冬ならではの楽しみもあります。

スノーシュー用のトレイル。
街並みが可愛らしいケベックのスキー場。
ケベック旧市街の街並み。
ケベック市の夜景とセントローレンス川。

そんな冬の魅力に加えて、ケベックの食文化も大きな魅力のひとつです。フランスやユダヤ系の影響を受けた料理が豊富で、スモークミートやほんのり甘いモントリオールスタイルのベーグル、プティン(プーティン)などが堪能できます。

数日間スパイスに漬け込んだ後、ゆっくりとスモークしたブリスケットのサンドイッチ。
ほんのり甘くサクッとした、モントリオールベーグル。
フライドポテトとチーズカードに、たっぷりのグレービーソースをかけたプティン。

メープルタフィーの作り方

そのなかでも特に面白いのが「メープルタフィー」。これは、熱々のメープルシロップを雪の上で固めて作るキャンディーです。水飴と飴の間のような食感で、まさに冬の味覚。今回はここで、その作り方をご紹介します。

メープルタフィーの作り方

●材料(4~5人分)

  • メープルシロップ 100ml
  • 砕いた氷(または雪) ※ミキサーか金槌で叩いて用意
  • 温度計(あれば)
  • 厚底の鍋
  • スプーン
  • 割り箸

●作り方

  1. 砕いた氷をバットに敷き詰め、上面をなだらかに整え、冷凍庫で冷やす。
  2. 鍋にメープルシロップを入れ、中火で熱する。鍋を時々揺すりながら煮詰めていき、気泡が均一に出るようになったら火から下ろす(温度計があれば112度から118度を目安に)。
  3. バットを取り出し、すぐにスプーンでメープルシロップを掬い、雪の上に長い線状に流し、割り箸で巻いていく。すぐに食べて楽しむ!

●ポイント

メープルシロップの温度によって、出来上がりの食感が大きく変わります。うまく巻けないほど柔らかい場合は温度が低すぎ、飴のようにカチカチになる場合は高すぎます。しかし、どの状態でも美味しく食べられます(個人的には柔らかい方が好きです)。

柔らかいときは少し待つと固まりやすくなり、またそのまま氷ごと食べると、かき氷のようで美味しいです。本場ケベックでは、少し硬めの水飴のような食感が一般的です。

柔らかめの仕上がり(くっついてきた氷がしゃりしゃりして、美味しい)。
硬めの仕上がり(メープル味の飴に近い)。

冬のケベックの風物詩、メープルタフィー。時間と気持ちに余裕があれば、ぜひ一度試してみてくださいね。まだまだ寒い日が続きますが、こうした冬ならではの楽しみを見つけて、素敵な時間をお過ごしください。

TEXT=ブライデン陽子

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