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トニー・レオン語る「人生は無常――」『ゴールドフィンガー』詐欺師・チン役を自ら解説する特別映像公開

  • 2025.1.9
映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』ポスタービジュアル (C)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved width=
映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』ポスタービジュアル (C)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

トニー・レオンとアンディ・ラウが共演する映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』より、トニー・レオンが演じた詐欺師・チン役を自ら解説する特別映像が解禁された。

【動画】トニー・レオン、詐欺師・チン役を自ら解説! 貴重な特別映像

本作はトニー・レオンとアンディ・ラウが、『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たし、総製作費70億円を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛(けんらん)に再現したエンタメ作品。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉(しゅうえん)が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの激烈な陰謀うずまく巨額の金融詐欺事件を描く。

海外でビジネスに失敗し香港に逃亡、その後無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した凄腕詐欺師チン・ヤッイン役にトニー・レオン、チンに狙いを定め、粘り強い追跡を行う執念の捜査官ラウ・カイユン役にアンディ・ラウ。監督・脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョンが担当した。

『インファナル・アフェア』シリーズの壮絶な闘いを締めくくる最終章、『インファ ナル・アフェアIII 終極無間』の香港公開から20年の節目となる2023年12月。世界各国で封切られた本作は、香港興収ランキング5週連続第1位を獲得。さらに香港・中国本土の最終興行収入が130億円越えとなる大ヒットを達成。そして第42回香港電影金像獎(香港アカデミー賞)では12部門にノミ ネートされ、主演男優賞(トニー・レオン)、撮影賞を含む最多6部門を受賞した。

トニー演じるチン・ヤッインは、最初から詐欺師になろうとしていたわけではない。建築家であったチンはギャンブル依存症で多額の借金を抱え、人生を取り戻すために香港に密入国する。解禁された映像で「チンは初めての香港で、土木技師として職探しをするんです」。そうトニーが語っているように、当初はビルを建てたいと思っていたチンだが、野心家でもある彼は不動産投機に傾倒していく。映像にはメイキングがふんだんに盛り込まれており、思慮深さを感じるトニーの横顔が印象的だ。

また、トニーがフェリックス・チョン監督や共演者と話すシーンも切り取られており、頷きながら話相手に真剣なまなざしを投げかける姿から、この作品に対する本気度がうかがえる。

トニーは映像内で「誰もが希望も必要だと信じています。でもそれを無理強いできないと感じることが多いです。なぜなら必ずしも希望が叶うわけではないから」と野心家のチンも持っていた「希望」について持論を展開。続けて、「チンだけではなく、誰もが弱点を持っていて、思い通りにならないこともあります。そうでなければ“無常なんて呼ばないでしょう? 人生は無常でどうすることもできない。誰でも同じだと思いませんか」とコメントしている。

突き抜けた個性を持ったキャラクターであるチンを通して、「人生とは?」を語りかけるトニー。トニーが演じるチンを通じて何を感じとることができるのか。観客に答えをゆだねるかのような、トニーの優しい眼差しの奥に熱い魂を感じる特別映像となっている。

映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』は、2025年1月24日より全国公開。

映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』特別映像

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