手指の付け根に生えたほんの数ミリの毛。これも処理しないとダメ？

私は毛に対してあまり良いイメージを持っていない。私たちの体には至る所に毛が生えている。パッと思いつくのは髪の毛。髪型は、その人の第一印象をも左右すると思う。私は元来、自分の髪型を気に入ったことがない。美容院で「こんな感じにして下さい」と伝えるのだけれど、なんだか自分が思っていたのと違うことが多々ある。

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髪型を決める時、他人の髪型を参考にすることがある。インターネットで調べて、その画像を見せたこともある。当たり前だけれど、「この髪型良いな」と思った時、必然的にその人の顔も含まれている訳である。もちろん、その人の顔と私の顔は違う。おそらく、この違いが原因で、たとえ同じ髪型をオーダーしても自分の想像していたイメージと異なってしまう現象が起きるのである。

髪の毛に関して、他にも厄介なことがある。それは、寝グセ。こればかりは、なかなか予防するのは難しい。朝起きてみないと、自分の髪の毛がどういう状態になっているかわからないから、その時に対処するしかないのである。しかも、寝グセというのは言うことを聞いてくれないもので、なかなか直らないことも多い。朝の忙しい時間に寝グセと闘うのは非常にエネルギーを消耗する作業だ。

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他に毛について悩まされるのは、脱毛である。果たして脱毛は必要なのだろうか？以前勤めていた職場の同期の女の子がこんなことを言っていて、大変驚いたことがある。「男子って、女子の指の毛とか見てるらしいよ」それを聞いて、「ひょえ～！」と思った記憶がある。その実態は本当なのかどうかわからないけれど、もし本当だとしたら、非常に細かいところまで観察していることになる。もっと言えば、そんなところをチェックしているぐらいなら、もっと他も見ているということになりそうだ。確かに、言われてみれば、手指の付け根あたりに薄らと毛が生えている。これらは一体どういう理由で生えているのだろうか？それにしても、これらを処理しないとダメなんだろうか？長さで言えば、ほんの数ミリ。邪魔になる訳でもないしなぁとつい考えてしまう。

世間の人はどうかわからないけれど、私は他人の髪型をあまり深く観察していない。最初に会った時に目に入っては来るけれど、それ以降、注視することはほとんどない。成人式などのお祝いの席などで、よほど手の込んでいる髪型をしている場合でない限り。むしろ、誰かの髪の毛が床などに落ちていたらあまり良い気はしない。学生時代、学校の教室や廊下を掃除していて、髪の毛が落ちていることはありがちだったけれど、良い印象は全くない。たとえ、綺麗な髪型であっても、ひとたび抜け落ちてしまうと、残念ながらたちまち印象が悪くなってしまうのである。

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自分の体に関して不思議に思うのは、髪の毛は放っておくとどんどん伸びてくるけれど、他の毛はある一定以上は伸びないということだ。（男性の髭は例外かもしれないが）我ながら、人間の体というのは良く出来ているなと思う。寝グセ直しだけでも苦労するのに、他の毛にまで手を焼かれるなんて御免だ。これからも毛との葛藤は続くと思う。しかし、いずれ、その葛藤もなくなる日が来るに違いない。なぜなら、いつまでも今と同じように生えてくる保証はないからだ。この葛藤があるのも今のうちかもしれない。上手く付き合っていこうではないか。

■水風船のプロフィール
最近、読書にハマり中。ディズニーと文化鑑賞(美術、お笑い、ミュージカル等)が好きです。