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「声のお芝居は絵があって完成する」内田雄馬&島崎信長がTVアニメ『WIND BREAKER』について熱く語った舞台裏

  • 2025.1.8
【写真・画像】 1枚目
ABEMA TIMES

2024年12月26日にABEMAで放送された「日本アニメトレンド大賞2024」。同番組に出演した声優の内田雄馬・島崎信長(※「崎」は正しくは「立さき」)が、未公開部分でも出演作『WIND BREAKER』について熱く語る場面があった。そこで本記事では、番組内で語られなかった2人のトークについてお届けしたい。

【映像】「アニメトレンド大賞」内田・島崎の出演シーン(21分58秒ごろ〜)

『WIND BREAKER』は、「マガジンポケット」(講談社)にて連載中のにいさとる氏による同名漫画を原作としたTVアニメ。ケンカのてっぺんを目指す孤独な不良高校生・桜 遥が、街を守る集団“防風鈴”の一員として、さまざまな人たちとの交流を経て成長していく姿が描かれる。Season 1が2024年4月より放送され、2025年4月からSeason 2の放送が決定している。

「日本アニメトレンド大賞2024」の放送で作品の魅力について語った内田・島崎だが、未公開部分ではさらに掘り下げて、主人公の桜について言及する。「桜 遥くんがいい、スゴく! 雄馬くんの(演じる)桜 遥が!」と切り出す島崎は、桜の「一歩一歩少しずつみんなと関わって(関係を)積み上げていくところ」を評価し、桜を、そして『WIND BREAKER』という作品を応援し続ける原動力になっていると続けた。

そして話題は、Season 1からSeason 2へ入るにあたって変わった点へ。島崎は「やることが変わるわけじゃないんですけど」と前置きしつつ、「新しいキャラクター、新しい陣営の人たちの登場で関係性が増えていく」点を挙げ、「関係性が増えることで人間ドラマが豊かになっていく」と指摘。

内田も頷き、「新しいキャラクターとのコミュニケーションの積み重ね」と表現しつつ、「演じるっていうことは人生を追うことなので、僕らもいろいろなものが積み重なっていくように作品作りをしている」と、声優としてのアプローチとの共通点にも触れた。

関係性によって変化していく桜については、島崎が「ガラッと派手に変わるわけじゃないよ!(笑)」「流れで変わっていくのがいいのよ!」と熱弁。内田も「自然にね」と相槌を打ち、人間が急に変われない理由として「今までの自分とか、自分らしくあるためにすがりついてたものとか、こうじゃないとダメだと思い込んでたものとかがあって」と挙げた。

そして、「ケンカは“対話”」というSeason 1から提示されていたテーマに触れ、「拳を通して相手を、自分を理解したり。そういうコミュニケーションが面白いところであり、熱いところでもある」と結んだ。

“ケンカ”のワードが出たところで、島崎が「ケンカのアクションシーンも抜群です!」と猛プッシュ。内田も「いやーホンットに!」と深く同意し、「1つ1つの……武術の動きだったり、身体の重さとか、スピード感とか。そういったものをものすごく丁寧に描いていて。これだけの表現をアニメーションってできるんだな」と感動ポイントを挙げると、島崎は「演出もいいしさ! コンテがいいというのもあるんだろうけど」と、より詳細な演出面への分析を見せた。

続けて島崎は「声優ってこういう(番組出演などで)表に立って宣伝させてもらってるけど、アニメってみんなで作ってるから。そこだよね」と、チームワークでの功績であることをアピール。

例として島崎自身が演じる蘇枋隼飛の演技方針を挙げ、「バトルの時、蘇枋は強いから“ふっ!”とか“はっ”とかいった息遣いの演技は入れないのですが、アニメになったらものすごくかっこいいアクションシーンになっている。だから僕の功績でもなんでもないんですよ、よく誤解されるんですけど(笑)」と、音声がない部分でもアニメーションの秀逸さが作品クオリティを構築している点をユーモラスに説明。これに内田が「声のお芝居は絵があって完成する」「全部合わせての総合芸術」と、島崎の弁を締め括った。

未公開パートでも熱く濃いトークを展開していた内田・島崎。2人の熱量からも、TVアニメ『WIND BREAKER Season 2』への期待が高まる。

※島崎信長の「崎」は正しくは「立さき」
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project

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