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肩書き。 連載コラム : 中山良子 #1

  • 2025.1.9

仕事や取材の際に必ず聞かれる肩書き。

かつての会社員時代では、与えられた職名があったので躊躇なく答えていたが、フリーランスになって約2年。ずっと“肩書き迷子”になっている。

以前に比べ、仕事の幅が広がり肩書きを1つに集約できなくなった。それは良いことなのだが、逆に言うと全てをちょっとずつツマんでいる感じがして、それぞれの職名を真正面から名乗るのに少し気が引ける。

ディレクター? バイヤー? 時にセールス? 時にPR? こんな感じでいつも誤魔化し誤魔化し。

その名に囚われすぎるのも嫌だし、カタカナを並べて何だかカッコいい感じで謳うのも苦手。

肩書きって何なんだ。必要なのか? ソレ。
なんて思ったりして、聞かれることに少し拒否反応も起きていた近頃。笑

年始に夫や友人達との集まりでこの話になり、共感とアドバイスをもらった。

出典 andpremium.jp

「肩書きって確かに難しいし、気恥ずかしさもあるけど、しっかりと名乗ることで輪郭がハッキリするし、称する以上にその名に恥じぬよう自分で努力するはずだよ」

そうか。肩書きに囚われるのではなく、自分を鼓舞するための言葉にしたら良いのかと考え方が大きく変わった。

「そうだなぁ。クリエイティブディレクターが良いんじゃない!? ファッション以外の視野も持ってディレクションしていくという意味でも」

というわけで今回のプロフィールの肩書きは初めて“クリエイティブディレクター ”に。ソワソワと気恥ずかしさ満点だが、臆することなく邁進していきたい。

信頼する人達と話す時間は自分の脳内を整理してくれる。

色々な考え方に触れて、凝り固まった脳みそが柔らかくなり、また新たにインプットができる体制になる。私には欠かせない時間。写真は肩書きとは関係ないですが、美味しく楽しかった時間の記録。

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今年も頑張ります!!

edit : Sayuri Otobe

クリエイティブディレクター 中山良子

出典 andpremium.jp

大手セレクトショップで販売職、VMDを経験した後、レディース部門のバイヤーとなる。2022年よりフリーランスとしてファッツションディレクター、バイヤー、PRとして活動。週末は夫が営むインテリアや雑貨のリサイクルショップ「FUNagain」を手伝う。

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