顔面ロックで処分のブラジル代表選手、罰金1500万円 「新しい眼鏡を買うので許して…」

Text by 井上大輔(編集部)

日本人選手たちもプレーする英プレミアリーグ。

先月14日に行われたウォルヴァーハンプトン対イプスウィッチ戦後には乱闘沙汰が勃発した。

ウォルヴァーハンプトンのブラジル代表FWマテクス・クーニャは、相手スタッフの顔面を掴むなど暴れたため懲戒処分を受けることになった。

そうしたなか、イングランドサッカー協会は、クーニャが謝罪しつつ、イプスウィッチのスタッフに新しい眼鏡を買うことを申し出たとして、処分の軽減を発表した。クーニャはこのように釈明している。

「接触するつもりはなかったし、肘打ちをするつもりもなかった。チームメイトから彼を遠ざけたかっただけだ。それから突然、（彼が）振り返って僕のシャツに手をかけたのを覚えている。

（彼は）僕よりずっと大きく、イプスウィッチ関係者を中心に大勢に囲まれていたので、その時はかなり身の危険を感じたことを覚えている。

だから（彼に）シャツを放してもらおうと、その場の勢いで、あいにくながら手を伸ばして彼の眼鏡を掴んでしまった。あのようなことをしたのは間違っていたとわかっているし、自分の行動に全責任を持つ」

ビデオを検証した懲戒委員会は、クーニャの言い分は信じがたいとしつつ、謝罪自体は誠実として、出場停止を3試合から2試合、罰金は12万ポンド（2369万円）から8万ポンド（1579万円）に軽減した。

なお、クーニャの週給は6万ポンド（1,184万円）ほどとされており、罰金額は2週間分にも満たない額のようだ。