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武田梨奈、放送10年を振り返り「大人になるってこんなに楽しいんだなってワカコに教えてもらった」映画化と海外ロケへの意欲も語る<ワカコ酒 Season8>

  • 2025.1.8
「ワカコ酒 Season8」の記者会見に出席した武田梨奈 ※ザテレビジョン撮影
「ワカコ酒 Season8」の記者会見に出席した武田梨奈 ※ザテレビジョン撮影

【写真】今作の見どころを語る武田梨奈

1月8日(水)に放送スタートする、武田梨奈が主演を務める「ワカコ酒 Season8」(毎週水曜深夜0:00-0:30、BSテレ東ほか)の記者会見が1月6日に都内で行われ、主演の武田が出席した。

“女ひとり酒”を堪能するOLの物語の最新作

同作は、新久千映の同名漫画を原作に「酒飲みの舌」を持って生まれた26歳のOL・村崎ワカコ(武田)が、さまざまな酒場をさすらい、“女ひとり酒”を堪能するシリーズの最新作。

シリーズ8作目となる今作には、武田演じるワカコをはじめ、ワカコの行きつけのお店「逢楽」の大将(野添義弘)や店員・青柳(鎌苅健太)、会社の同僚であるみぃさん(山田キヌヲ)やアベちゃん(渡部瑞貴)らも引き続き出演する。また、新メンバーとして門間航が山本樹役で出演し、ワカコに関わっていく。

「代表作を届けられることが本当にうれしく思います」

最初に武田は「新年早々、私の代表作を届けられることが本当にうれしく思います。今回が8度目で、スペシャルを合わせると9回目のワカコを演じるということだったんですが、(シーズン1から)10年ってあっという間だったなと。そして、この10年、いろいろな出会いがあり、ワカコと共に成長してきたなと思います」とあいさつを。

シリーズが始まった当時は20代前半だった武田。「(当時は)23歳で、今は33歳なりました。(ワカコは)26歳の設定なので、年齢を重ねるにつれてプレッシャーはありますね」と告白。

「チキン南蛮で飲むお酒がこんなにも進むとは思わず」

司会から「今作で印象に残ったお酒や食べ物はありますか?」と聞かれた武田は「たくさんあるんですが、今回、昭和レトロなお店にいくつか行かせていただいて。自分の年齢だとあまり馴染みのない場所もあったりしましたが、作品を通してこんなお店があるんだとか、こんな飲み方があるんだとか、いろいろな発見が10年経ってもまだたくさん見つけられました。足を運ばないと味わえない味や経験がまだまだたくさんあり、今作もおもしろい回がたくさんです」と笑顔を。

続けて、「第1話はチキン南蛮が美味しそうでしたね」と投げかけられると、「おいしかったです!私の中で、チキン南蛮は定食の印象でしたが、チキン南蛮で飲むお酒がこんなにも進むとは思わず。今回も新しい発見がありました。そして、1話では、(店で出会う客の役で)ペナルティのヒデさんがゲスト出演していて、ヒデさんとのお付き合いも10年となり、いつかドラマとか映画とかで共演したいねと言っていたので、10年越しに叶い、1話は個人的にちょっと感慨深いです」と振り返った。

ハマっている酒は「梅シリーズにハマっています」

プライベートでの忘れられない酒の思い出について武田は「最近でいうと、去年、1人旅で何カ国かを回ってたんですが、マニラに訪れ、一人で飲んでいたら、同い年の女性と出会い。私の席の隣で飲まれていて、意気投合して、一緒にお酒を飲んで、歌を歌って、3軒目まで(笑)。途中からその女性の彼氏さんも来てという、すごく不思議な出会いがあり、忘れられないです」とエピソードを披露。

そして、「今は梅酒にハマってます。先日、和歌山で『田辺・弁慶映画祭』の審査員をさせていただいた時に、3日間、梅酒でずっと乾杯していました。なので、東京に戻ってきてからもずっと梅酒を飲んでいます。あと、梅酒だけではなく、潰した梅を焼酎に入れて飲んだり、梅をつまみに日本酒を飲んだり、梅シリーズにハマっています」とハマっている酒を明かした。

「日常を大切にするっていうのを描いてる作品」

シーズン1の初回放送からちょうど10年目となる『ワカコ酒 Season8』第1話の放送日(1月8日)。この10年を振り返り、「本当に濃かったです。初めて、ワカコを演じた時はあまりお酒を飲めない人間だったんですが、まさか自分がここまでお酒を飲む人間になるとは思わなかったです。この作品に出会って、いろいろな世界が広がり、大人になるってこんなに楽しいんだなってワカコに教えてもらいました」と笑顔を見せる武田。

そして、「ワカコはお仕事も頑張るし、お友達や家族も大切にするけど、自分の時間も常に大切にするところが素敵だなと思っています。また、日常を大切にするっていうのを描いてる作品なので、これからも変わらずその日常を描いていき、まず、シーズン10を目標として続けたいです」と意気込む。

「実際に食べた最初の印象を表現するのはずっと心がけています」

記者から「演じ方で変わったところとかわらないところを教えて下さい」と質問が。まず、武田は「毎回、長回しで3パターン撮影する食べるシーンは、ファーストインプレッションを忘れないっていうのをすごく意識しているところが変わらないです。表情を作りすぎると嘘臭くなってしまうので、熱かったら熱い、硬かったら硬いとか、 実際に食べた最初の印象を表現するのはずっと心がけています」とコメント。

また、変わったところについて「シーズンを重ねるにつれ、居心地のいい現場にしたいなっていうふうに思うようになりました。ゲストで来てくださった方や出演してくださる実際のお店の方が、緊張しないように、みんなでコミュニケーションをより多く取って、アットホーム感を大切にしています。座長として全体を見れる意識は持てるようになりました。20代の頃は、自分のできることで精一杯でそんな余裕がなかったんですが、今はよりこのチームを良くしようと思っています」と語った。

「1話の1番最初の全身全霊の“プシュー”はぜひ見ていただきたい」

シーズン8ならではの見どころを、武田は「ほんとにどのお酒もどの料理も絶品だったんですが、1話の1番最初の“プシュー”は、全身全霊で込めてしたので、やっぱりまず1話は見ていただきたいです。お酒を飲むシーンは何回か撮影するんすが、喉が乾いてない状態でお酒を飲むと気持ちのいい“プシュー”が出なかったりするので、2、3回目になると、口が乾くものをいっぱい食べて最大限の“プシュー”を出したりしています。だからこそ、1話の1番最初の全身全霊の“プシュー”はぜひ見ていただきたいです」と笑顔を。

また、記者から「お仕事終わった後の、武田さんの息抜きを教えて下さい」と聞かれ「映画館に行くことが多いです。あとは、最近、語学の勉強をしているので、長期間の撮影が終わった後は短期留学に行き、外国の学校に通ったりとかしています。そこで、1日中勉強して、その後に飲んでっていうのは最近のルーティンになってました。また、毎日、お仕事終わりにオンラインで先生と今日の出来事だったりを話をする時間がいいルーティンになり、息抜きになっています」と笑顔で武田は返答。

「お酒とお料理は、無限に楽しめる世界共通の文化」

一方、話題は今後の展望について。武田は「希望としては、映画化を目指したいっていう気持ちはもちろんあります。あと、私はずっと海外ロケをやりたいと言っていて。韓国や台湾、中国、ベトナムで放送をしていただいてるので、 海外の方からコメントをいただくことも増え、できればロケもして、みなさんとの交流ができたらと思っています。今作はラオス料理やモンゴル料理が出てきて、一人で海外に行く時は、屋台で飲んだりするんですが、なかなか日本では味わえない空間で飲むお酒なので、それは絵としてもおもしろいですし、ワカコがもしここで飲んでいたら見応えありそうだなって妄想が膨らむので、アジア各国へ行きたいです」とコメント。

そして、最後に、「シーズン8まで続けてこれたのは、見てくださってるみなさんのおかげだと思っています。最近では、違う現場に行くと共演者の方に“ゲストで呼んでよ”って言っていただくこともすごく増えて、少しずつ『ワカコ酒』の輪が広がっていってるなっていうのを実感します。お酒とお料理は、無限に楽しめる世界共通の文化だと思ってるので、これからもみなさんと一緒に『ワカコ酒』をたくさん広げていけたらいいなと思っています。まずは、シーズン8楽しんでいただきたいです」と呼びかけ、会見を締めくくった。

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